『元彼の遺言状』最終回直前でも期待ハズレ…どうでもいい謎で引き延ばし

生田斗真 

生田斗真 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

6月13日、俳優・綾瀬はるか主演の月9ドラマ『元彼の遺言状』(フジテレビ系)の第10話が放送された。無駄に謎をニオわせていると話題になっている。

主人公の剣持麗子(綾瀬)は、クライアントの利益のためには手段を選ばない敏腕弁護士。

ある日、元彼・森川栄治(生田斗真)の死亡がメールで知らされる。

メールの差出人は篠田敬太郎(大泉洋)という謎の人物だった。麗子は「しのだをたのんだ」と読むことができる栄治からの暗号遺書を読み、篠田をパートナーに弁護士業をすることになる…。

第10話では、殺人犯に仕立て上げられた篠田の無実が証明されて一件落着。裁判後は、麗子、篠田のもとに、栄治そっくりな兄・富治(生田)も現れて談笑。麗子が「私に残した栄治の遺言。借りは返しましたよ」と話しかけると、富治は「だから、僕は栄治じゃありませんよ」と笑いながら否定。しかし意味深な富治のアップのカットが映し出された。

こじつけ展開を引っ張るドラマ

するとネット上では、栄治と富治が入れ替わっているという説が浮上。

《やっぱり栄治と富治は入れ替わってて、栄治は生きてるでしょ》
《富治さんとか言うて ほんまは栄治さん違うやろね? 若干期待する》
《富治さん、実は栄治だった…に1票入れたい》
《最終回はやっぱり栄治でしたってオチとか?》

といった声が上がっているのだが…。

「ハッキリ言って、これが富治でも栄治でもどうでもいい。なぜなら、栄治は第1話の時点で死んでいるので、視聴者にとっては何の思い入れもない存在だから。また、栄治の過去エピソードでクズだったと判明しているので、なぜ一部の視聴者が栄治生存説に期待しているのか意味が分かりません。そもそも、第10話まで栄治生存フラグもなく、もし栄治が生きていたからといって〝騙されたー!〟となる展開でもない。ただのこじつけ、蛇足としかならず、そこにミステリー的な面白さは皆無です」(芸能記者)

視聴率が期待ハズレだった『元彼の遺言状』。こういった、どうでもいい謎を引っ張っているから、ダメなのかもしれない。

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