格闘技はオワコン? メイウェザーvs朝倉未来にシラケ声「もういい」

フロイド・メイウェザー・ジュニア 

フロイド・メイウェザー・ジュニア (C)A.RICARDO / Shutterstock

令和の〝格闘技ブーム〟を作り出した大規模格闘技イベント『RIZIN』。ボクシング5階級制覇の元チャンピオンであるフロイド・メイウェザー・ジュニアと、総合格闘家・朝倉未来が今年9月に対戦することを発表したのだが、格闘技ファンからは冷ややかな声が上がっている。

「RIZIN」は6月14日、公式YouTubeチャンネルで記者会見を生配信。2人の対戦について明かし、6月中に詳しい日程や会場を告知すると発表した。また会見には、メイウェザーと朝倉も登壇。朝倉は「僕はMMA選手なので、今回世界に名を売るために利用させてもらいます。倒します」と意気込みを語る。さらに会見中にもかかわらず、「メイウェザーマジで話なげぇ」などと自身のツイッターに投稿し、余裕を覗かせていた。

「日本でのメイウェザーと言えば、2018年の大みそかに繰り広げられたキックボクサー・那須川天心との対戦が記憶に新しいでしょう。この試合はボクシングルールのエキシビションマッチで、メイウェザーは1Rに3度のダウンを奪って勝利を収めています。恐らく今回の朝倉戦も、ボクシングルールが適用される可能性が高いと思われます」(芸能ライター)

格闘技のオワコン化が加速?

メイウェザー対朝倉というビッグカードだが、一部の格闘技ファンは「RIZIN」のやり方にウンザリしている模様。その理由は、明らかに格闘スタイルが違う2人を戦わせるなど、〝エンタメ重視〟の試合が多いためである。ネット上には、

《メイウェザーと未来じゃ流石に競技が違い過ぎるって…。こんなの誰が求めるんだよ》
《どうせボクシングルールだろ、ボクシングと総合はもう競技が違うじゃん。こういうのもういいよ。日本の格闘技がオワコン化してる》
《メイウェザーVS朝倉未来とか、また冷めるようなことやってるな》
《RIZINの代表者・榊原さん、またメイウェザーにお金配るんですか?》
《2人の試合にお金かけるなら、『THE MATCH』を地上波でやらせてくれよ》

などの批判が続出していた。

「そもそも異種格闘技戦は、格闘技ファンに受け入れられていない模様。それは天心の時と同様、メイウェザーに有利な試合が予想されるためでしょう。ちなみに『RIZIN』を立ち上げた榊原信行氏の企画である6月19日のキックボクシング大会『THE MATCH 2022』は、地上波での生中継が突如中止になっています。この件に関してもブーイングが起こっており、『RIZIN』に関連する事柄は炎上ばかり。話題性よりも、崇高な格闘技の試合を増やして欲しいものです」(同・ライター)

再び格闘技ブームを巻き起こした「RIZIN」が自らブームを終わらせるとは、何とも皮肉な話である。

【あわせて読みたい】