『めちゃイケ』特番復活の可能性がゼロに!? こじれたフジテレビとの関係

加藤浩次 

加藤浩次 (C)まいじつ 

お笑いファンの間で話題になっている、『呼び出し先生タナカ』の『めちゃ×2イケてるッ!』(どちらもフジテレビ系)パクリ疑惑。同じ局・同じスタッフとあって、特に問題はないと思われるこの騒動だが、何やら話がこじれてきているようだ。

すでに大きな話題となっているが、「呼び出し先生」は「めちゃイケ」テスト企画そのままだとして、一部視聴者からパクリとの声が浮上。だが、同じフジテレビ系の制作で、スタッフも一部が出向しているとあって、フォーマットを用いただけだとの冷静な指摘も相次いでいた。

『週刊文春』6月9日号でも、「めちゃイケ」生みの親である放送作家・片岡飛鳥氏が、パクリ疑惑に対して「クリエイターなら誰しも若い時期には何かの模倣から独創を生むために足掻く時間があって」と理解を示すコメントをしている。だが記事内では、当時の出演者が不満を滲ませていることも明らかにされていた。

『めちゃ×2イケてるッ!』復活は永久消滅!?

声を上げたのは加藤浩次。彼は「文春」記者の質問に、「全く一緒というのは、あり得ないと思う。それはあり得ないでしょ?というのが僕の正直な感想です。全く構造も一緒」「心情的にはそんなのアリなんだって感覚はあります」「そこは説明して欲しいというのはありますね」と怒りを見せたのだ。

「片岡氏は現在フリーですが、立案した当時はフジ社員だったため、企画の権利はフジに属します。『呼び出し先生』のプロデューサーが片岡氏に一声掛けなかったのは問題ですが、自社に帰属するフォーマットを利用しただけなので、倫理上以外の問題はないでしょう」(お台場周辺者)

だが、ここまで話がこじれた以上、〝ノーサイド〟とはいかないようで…。

「今回の騒動で『めちゃイケ』の特番復活は無くなったと言っていいでしょう。番組を復活させる場合、総合Pだった片岡氏を入れることは必須条件ですが、ここまで来るとフジと片岡氏が手を取ることは考えにくい。多くのお笑いファンが望む一夜限りの復活は、もはや叶わぬ夢となってしまいました」(バラエティ作家関係者)

フジは『アンガールズ』田中卓志を取って、「めちゃイケ」を捨てることになってしまったようだ。

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