朝ドラのヒロインはなぜ嫌われる?『ちむどんどん』でも法則発動…

上白石萌音 

上白石萌音 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

現在放送中のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』で、〝朝ドラの法則〟がしっかり発動しているようだ。

同作は、まだアメリカ統治下だった1964年の沖縄の「やんばる地域」を舞台に、主人公・比嘉暢子(黒島結菜、幼少期=稲垣来泉)が、料理人を目指すストーリー。

最近は料理人パートに突入しているのだが、この評判がすこぶる悪いという。

「原因は、暢子の態度がデカすぎること。失礼かつ生意気すぎて、毎日のようにネット上で炎上していますね。クズ兄・賢秀(竜星涼)も言うまでもなく最悪のキャラクターでしたが、主人公がここまで嫌われると、もうお手上げです」(芸能記者)

『半分、青い。』『カムカム』でも…

しかし実は、〝朝ドラ=ヒロインが嫌われる〟の法則が最近は定着しているようで…。

「2018年度前期の『半分、青い。』のヒロイン・鈴愛(永野芽郁)は、朝ドラの歴史に残るレベルの超嫌われ者。態度がデカくて生意気、自分勝手なところは、今回の暢子に通じるものがあります。他にも、2019年度前期の『なつぞら』のなつ(広瀬すず)も、気の強さから視聴者をイラっとさせることに。20年度後期の『おちょやん』の杉咲花、21年度前期の『おかえりモネ』の清原果耶も嫌われまくりました」(同・記者)

そして前作の『カムカムエヴリバディ』でも、その法則が発揮されることに。同作は3人のヒロインが登場。物語終盤までは、ヒロインがそこまで嫌われることはなかったのだが、最後の1カ月ほどで、急に初代ヒロイン・安子(上白石萌音、老年期:森山良子)が狂ったかのようにイライラ行動を連発。まるで、〝朝ドラ=ヒロインが嫌われる〟の法則の帳尻を合わせるように嫌われる行動を連発し、最終的に、作中トップレベルの嫌われキャラとなった。

次作の『舞いあがれ!』では、好感度女優の福原遥が主演を務める予定。〝まいんちゃん〟の人気を持ってしても、ヒロインは嫌われてしまうのだろうか…。

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