斉藤慎二　（C）まいじつ　

人気お笑いトリオ『ジャングルポケット』斉藤慎二の壮絶な〝いじめ体験〟が波紋を広げている。

話題になっているのは、『静岡放送』のメディアが6月19日に報じた記事。斉藤は10日、静岡市の常葉大附属橘中学校・高校で開かれた講演会で、「小学校3年生から中学まで、酷いいじめを受けていました」と告白した。

「酷いときには、後ろの生徒から背中を彫刻刀で刺された。血が止まらなかったんですけど、いじめられていることは、親には内緒にしておこうという変な正義感があった」と明かしている。

また、ある児童の誕生会ではクラスの中で自分1人だけ呼ばれなかったといい、先生に相談すると、「それは斉藤くんに理由があるのかもしれないね。だから、みんなはひと言ずつ斉藤くんの悪いところを言っていこう」と言われ、30人の児童全員から悪口を、半分以上の児童から「死ね」と言われたと語った。

斉藤慎二の“告白”に称賛の声

斉藤と言えばトリオ内で主にボケを担当するなど、面白キャラとして大人気だ。そんな斉藤の〝いじめ告白〟に、ネット上では

《斉藤さんと同じ世代です。あの時代のイジメは学校の先生や親みんなスルーでした。だから斉藤さんの思いにとても共感します》
《いじめられた本人の言葉は本当に重いです。人の人生を台無しにした「いじめた側」が、普通に卒業・進学をし、当たり前に就職している世の中に疑問を感じる》
《あんなに明るい斉藤さんがいじめにあっていたなんてビックリした。よく勇気を持って告白してくれました。ありがとう》
《まさかこんな酷い教師がいたなんて信じられない。斉藤さんさぞかし辛かっただろうなぁ…》
《斉藤さん、テレビ観てても相手のこと傷つけないようにって言葉選んでるのわかる。ひどいことされても、斎藤さんはまともに育ってよかった。成功してよかった》

など、驚きや共感の声が殺到している。

「斉藤はある番組でいじめについて語ったそうですが、その後、当時いじめをしていた元生徒から『久しぶり。いじめのやつ記事で見たんだけど、いじめてる側に俺って入ってる？』と確認の電話があったことを明かしています。その元生徒は『家族ができたから、名前を出さないでくれ』と一方的に告げ、最後まで謝ることはなかったそうです。いじめられている側は一生そのことを忘れません。斉藤の言葉は本当に重みがありましたね」（芸能ライター）

「20年以上経った今もいじめた人を許せない」と話した斉藤。当時、斉藤をいじめていた張本人たちは今、斉藤の言葉をどのように感じているのだろうか…。