吉岡里帆『ハケンアニメ!』は爆死じゃなった!? 口コミ人気で復活の兆し

吉岡里帆 

吉岡里帆 (C)まいじつ

公開初週から爆死したことで話題を呼んだ、俳優・吉岡里帆の主演映画『ハケンアニメ!』。一時は上映館数の減少、公開期間の短縮といった危機に立たされていたようだが、なんと、ここにきて巻き返しているという。

同作は主人公の斎藤瞳(吉岡)が、アニメの制作現場を通じて成長する過程を描いた物語。『国内映画ランキング』(興行通信社調べ)では、公開初週でトップ10圏外という悲惨なスタートとなっていた。しかし劇場に足を運んだ人からの評判は高く、ネット上にも《作品はほんと良い》といった声も少なくなかった。

そんな口コミが功を奏したのか、公開から約1カ月が経過した6月下旬、変化が訪れた。同作の上映を延長する映画館が出てきており、客足も増えている模様。東京都豊島区の映画館『池袋シネマ・ロサ』も7月1日より上映を開始し、神奈川県川崎市の映画館『チネチッタ』は上映延長とキャパを大きくしたことを報告していた。

アニメ作品に負けない? 活気づく日本映画

また映画公式ツイッターは、「#残れハケンアニメ」というハッシュタグを使った宣伝をはじめている。これにネット上では、

《鑑賞した人々の真の評価が口コミで拡がりをみせ、徐々に作品の本当の素晴らしさや制作陣の想いが伝わってきた》
《公開する映画館が増えて嬉し泣きしてしまう》
《このまま満席が続けば、いたる所で再上映が決まるかもな》
《あらためて言うけど、『ハケンアニメ!』はマジで映画として面白いから。今上映してる映画館はもう少ないかもしれないけど、観といて損はないと思いますよ》
《もっと口コミ広がってリバイバルになりますように》

などと応援する声が広がっている。

「『ハケンアニメ!』は、公開初週のランキングでアニメ作品にボロ負けしていました。現在もアニメ作品の人気は凄まじく、6月18日から19日までの動員数などを集計した『国内映画ランキング』も映画『五等分の花嫁』『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』『シン・ウルトラマン』『劇場版 からかい上手の高木さん』といったオタク向け作品が名を連ねています。その影響か、公開直後の漫画原作の実写映画『恋は光』や『メタモルフォーゼの縁側』などが、トップ10入りを逃すことに。2作品とも《どちらも原作を大事にしてる素晴らしい映画だった》などと評判も上々。日本映画は『予算がない』といわれて久しいですが、予算がないのではなく、お金の使い方を知らないだけでしょう」(芸能ライター)

漫画・アニメ・小説の大コケ実写映画を量産した、ビッグバジェット映画の罪は重いだろう…。

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