“キムタク信長”映画に大コケ予想が続出…「お金の使い方がダメ」と厳しい指摘

木村拓哉 

木村拓哉 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

6月21日、俳優の木村拓哉と綾瀬はるかが、来年1月に公開予定の映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』の新作映画発表会見に出席した。映画配給会社『東映』の70周年を記念した映画だが、ネット上には不安の声が溢れているようだ。

「THE LEGEND & BUTTERFLY」が描くのは〝2人の愛の物語〟。

木村演じる織田信長が〝LEGEND〟で、綾瀬演じる正室の濃姫が〝BUTTERFLY〟を表しているという。「東映」の手塚治代表取締役社長は、同映画に対して「ボーイミーツガールの側面と、政略結婚のもどかしさがある夫婦愛、そして歴史ドラマでもあります」と語っていた。

「監督は、映画『るろうに剣心』を手掛けた大友啓史監督。脚本は『コンフィデンスマンJP』シリーズや『ALWAYS 三丁目の夕日』が代表作の古沢良太氏。木村に織田信長を演じてもらいたいという東映の悲願が叶い、最強の陣が敷かれています。新作映画発表会見では、手塚社長から《製作費20億円、稟議書に判を押す手が震えました》というエピソードも披露されました。まさに社運を懸けた記念作品が生まれるのではないか、と期待されています」(映画ライター)

キムタク信長に早くも大コケの予感?

木村や監督のファンから祝福のメッセージが溢れる一方、ネット上では密かに映画の失敗を懸念する声も…。SNS上には、

《シン・仮面ライダーで稼いだ金でキムタクを信長に!?》
《東映の70周年映画がキムタクなんですね。岡田茂が生きていたらこの企画は通らなかっただろうなあ…》
《明らかにお金のかけ方を誤った大作が生まれる予感。そして、その損失を特撮とプリキュアで賄うのだね? 東映さん?》
《キムタクと綾瀬はるかが悪いわけじゃない。東映のお金の使い方が間違っているのと、時代劇っていうところがダメなのよ》

などといった冷ややかな意見も飛び交っている。

「よく映画業界では、製作費の3倍の興行収入が入れば黒字になると言われます。同映画の場合、20億の製作費なので、単純計算では60億円の興行収入が見込まれているのでしょう。興行収入60億円というのは、歴代の興行収入ランキング100位に入ると見えてくる数字です。例えば、脚本を手掛ける古沢氏の『コンフィデンスマンJP 英雄編』の興行収入は28億円。大友監督が手掛けた『るろうに剣心 最終章 The Final』と『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は、2部作合計で65億円の数字を出しています。興行収入の面での成功は、かなり困難を極めることが予想できるでしょう」(同・ライター)

使い古された信長という設定、ネームバリューに頼ったキャスティング、スベりそうなストーリー構想…。日本映画にはお金がないのではなく、お金の使い方が下手くそなのだということがよく分かる作品になりそうだ。

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