金ロー『トイ・ストーリー4』に阿鼻叫喚!「オープニングで終わってほしい」

ジョン・ラセター 

ジョン・ラセター (C)s_bukley / Shutterstock 

6月24日の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)では、シリーズ屈指の迷作(?)との呼び声高い映画『トイ・ストーリー4』を放送。今回初めて同作を見たという人から、悲痛な叫びが寄せられている。

ロマン溢れるオモチャの冒険を描いてきたこれまでのシリーズとは違い、「トイ・ストーリー4」は主人公のカウボーイ人形・ウッディの葛藤を描いた物語。元の持ち主であるアンディの手から離れ、ウッディは幼稚園児の女の子・ボニーの下で暮らし始めた。

しかしボニーが女の子ということもあり、男の子向けのオモチャであるウッディは寂しい日常を過ごすことに。紆余曲折を経て「オモチャは子どもに遊んでもらってこそのもの」という考えを改め、ウッディはかつての仲間たちと共に〝自立した存在〟としてボニーのもとを去るのだった。

「これまでのシリーズとは大きく異なる結末を辿った『トイ・ストーリー4』は、ファンの間でも賛否の分かれる作品となりました。これは、シリーズを通して監督を務めてきたジョン・ラセターが、セクハラ問題で降板したことが原因の一つだと推測できます。もし彼が『トイ・ストーリー4』を手掛けたならば、どんな結末にしていたのでしょうか…」(芸能ライター)

『トイ・ストーリー4』が不評なのは日本だけ?

やはり今回の地上波放送でも、視聴者からは、

《トイ・ストーリー4は、オープニングで終わってほしい》
《ジョン・ラセターを返せ》
《トイ・ストーリー大好きやからこそ嫌いな映画なんよ》
《4の良い所は、やっぱり冒頭だけ》
《トイ・ストーリーでオモチャの自立を表現してしまったら、後は人間との戦争しか残らないんだよ。そういう意味でも、4は絶対にやってはいけなかった》
《1から3とは別の人間が新しく続きを作ったという点ではただの二次創作。ただ、それが公式なのがめちゃくちゃキツい》
《子供は心の移り変わりが激しいのはわかるし、別にボニーがウッディに飽きたから4を許せないんじゃなくて、おもちゃが人間に干渉しすぎな部分、トイストーリーという作品の中で築き上げてきた、おもちゃの掟を破りすぎてたことに怒りを覚えた》

などの酷評が殺到している。

「日本での評価は散々ですが、アメリカの映画評論サイト『Rotten Tomatoes』では、レビュアーからの評価が数値で分かる〝TOMATOMETER〟で97%と高評価を得ています。『トイ・ストーリー4』は、国によって大きく評価が分かれている作品のようですね」(同・ライター)

一つの完結を描いた「トイ・ストーリー4」。ジョン・ラセターとの決別を描いた作品と考えるなら、決して悪いラストではなかったのではないだろうか。

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