ここ最近、長らく休載していた大人気漫画が続々と連載再開。まるで足並みを揃えるかのような流れだったため、漫画好きの間では、かの『HUNTER×HUNTER』もやり玉にあがってしまっている。今、作者の冨樫義博は何を思うのだろうか…。
帰ってきた大人気の2作品
まず6月24日発売の『ヤングアニマル』13号では、全世界累計5,000万部を数えるダークファンタジーの金字塔『ベルセルク』が連載再開。昨年5月に作者の三浦建太郎さんが亡くなり、休載状態になっていたが、盟友の漫画家・森恒二の協力によって再開へとこぎつけた。
作画は三浦さんの弟子が所属する「スタジオ我画」が担当しており、本家に近しいほどのクオリティー。今後は「幻想世界編 妖精島の章」完結まで、全6話が掲載される予定だという。
『ベルセルク』が6月24日発売のヤングアニマル13号で2本立てで連載再開!
そして『ベルセルク』クリアファイルの付録付き! #BERSERK #ベルセルク pic.twitter.com/A2nr4UmqDz— ヤングアニマル公式 (@YoungAnimalHaku) June 21, 2022
また、6月24に発売された『月刊アフタヌーン』8号では、市川春子による『宝石の国』が連載再開を果たした。同作はテレビアニメ化もされたヒット作だが、2021年2月号から休載へ。今回の本誌復帰は、1年8カ月ぶりのこととなる。
明日、6月24日発売のアフタヌーン8月号にて『宝石の国』が連載再開します。第九十六話「一万年」26ページです。
また、連載再開を記念して、コミックDAYS限定で全巻無料キャンペーンを行います。期間は一万分です。『宝石の国』で是非良い週末を!
(担当)https://t.co/qgkji4uuKa pic.twitter.com/yzyqJe14yB— アフタヌーン (@afternoon_manga) June 23, 2022
あの人気作品も再開は近い?
「ベルセルク」と「宝石の国」は、どちらもファンが連載再開を待ち望んでいた大人気漫画。当然SNSなどでは歓喜の声が巻き起こっているのだが、そこで巻き添え的に『週刊少年ジャンプ』の“長期休載漫画”の名前が挙げられることに。言うまでもなく、「HUNTER×HUNTER」のことだ。
この波に乗じて連載再開を望む人々は数知れず、《宝石の国とベルセルクの連載再開とは、世界が動き出しているな。あとはハンターハンターや》《次はハンターハンターが再開してくれるって信じてる》《今週はベルセルクと宝石の国が連載再開されるのか…。次はハンタかな?》といった声が続出している。
「HUNTER×HUNTER」は現在、2018年11月から約3年半も休載が続いており、“歴代最長”という不名誉な記録を更新し続けている。とはいえ、まったく音沙汰がないわけではなく、今年5月には作者の冨樫義博が突如としてツイッターアカウントを開設した。数字が書かれた原稿の画像を添え、カウントダウンの文言をツイートしていることから、再開のめどは立っているようだが、まだまだ油断はできないだろう。
なお、他にも『テラフォーマーズ』や『喧嘩稼業』など、漫画好きが復活を待ち望んでいる作品は多い。連載再開の波が、いい影響を及ぼしてくれるといいのだが…。
文=「まいじつエンタ」編集部
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