マツケンサンバを擦りすぎ? ネット民に媚びたCMに「共感性羞恥エグい」

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2004年にリリースされて以来、幾度も再ブームを巻き起こしてきた『マツケンサンバII』。その人気にあやかって、6月30日発売のゲーム『モンスターハンターライズ:サンブレイク』とのコラボも実現した。公開されたMVに絶賛の声が続出しているが、一部の人はネットノリがサムすぎるとドン引きしている。

「モンスターハンターライズ:サンブレイク」が発表したのは、松平健とのコラボMV『マツケンサンブレイク』。松平は1人で4役に挑戦し、サラリーマンや学生、ラッパーといった新たな一面を見せている。

歌詞は「モンハン」コラボ仕様にアレンジされており「叩けハンマー、響け狩猟笛」「狩ーれ狩れ マツケンサンブレイク」「あぁ、恋せよルナガロン、初めてのガランゴルム」「眠りさえ忘れて、狩り明かそう」と変換されている。

YouTubeで公開されたMVは、1日で再生回数100万回を突破。YouTubeの急上昇ランキングにもランクインするほど注目を集めており、

《腹筋崩壊www》
《公式さん!!!! 面白すぎるんですが!!!!! 公式が病気すぎるwww》
《マツケンさんの雑コラ感がボディーブローの様にジワジワと効いてくる。途中でキリッと本来の格好良さを見せてくるので、そこでまたギャップでやられるw》
《マツケンサンブレイク、インパクトが強すぎて公式だとは思えません()》
《見てから丸一日以上経ってるのに未だに気を抜いた瞬間にマツケンサンブレイクが脳内で流れる体質になってしまったので誰か助けて》

などと絶賛する声が相次いでいる。

ネットノリに頼るのはサムすぎ?

しかし一方で、露骨にネット民へ媚びた印象もあり、

《マツケンサンブレイクは滑ってるよ?》
《CAPCOMのこういうところ好きだけど、共感性羞恥もエグい》
《これ絶賛してる人たちどんな気持ちなわけ? 普通に見てられないのだが…》
《これで草とか大草原とか言ってる奴ら、人生楽しそうだな》
《マツケンサンブレイクの寒さといったら…。共感生羞恥というか、見てられない気持ちになりました》

といったコメントも見受けられる。

「ネット民に媚びたCMやドラマは評価がキッパリと分かれます。最近では6月18日に放送された『世にも奇妙な物語』(フジテレビ系)で、ネット・オタクノリにすり寄ったドラマが放送され《『世にも』普通に好きだから寒いノリだけやめて欲しい》《ネットミームとかインターネットのノリに媚び売って地上波に流して盛り上げてんのイライラする》とヒンシュクを買っていました。また、この手のノリが大好きなのが日清食品。あえてクオリティーの低いCMを発表することで、ネット民が絶賛しています。この手のノリの発祥の地は、古の『ニコニコ動画』でしょう。黎明期は面白いものもありましたが、視聴者が増えると幼稚な作品とサムい作品が乱発され、クリエイター離れが一気に進み、現在は不毛の地と化しています」(ネットニュースサイト編集者)

今回はゲームということもあり、SNS民との相性が良く、宣伝は大成功といえるだろう。今後も恥ずかしいCMを生暖かく見守っていきたいものだ。

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