マヂラブ『水ダウ』の過激企画にガチ苦言「ドッキリの中のルール違反」

マヂカルラブリー 

マヂカルラブリー (C)まいじつ 

6月29日の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で放送され、その重苦しい空気から、OA終了から時間が経っても話題の「陰口引き出し王決定戦」。あまりの反響を受けてか、同企画をプレゼンした『マヂカルラブリー』が、企画趣旨に「ルール違反」と苦言を呈した。

同番組で放送されたのは、仕掛け人の芸人が飲み会で後輩たちに理不尽な説教をし、退席した後にどれだけの陰口で盛り上がるかをモニタリングするという企画。理不尽な説教が引き金とはいえ、これまで溜まっていた不満が本音で噴き出し、スタジオでVTRを見ていた出演者たちも表情がこわばっていく。

特に反響を集めたのは、ピン芸人・お見送り芸人しんいちだった。仕掛け人である先輩芸人の永野に「もともと無理やと思ってたけど、今日でマジで無理になりました」「マジで老害」などのヘイトを吐き、ネタバラシ後、永野は「(関係が)破綻しましたね」とコメント。この企画はスタジオにいた『ダウンタウン』松本人志をもってして、「まだ楽屋帰りたくない」と収録終了を嫌がるほどの修羅場となった。

「マヂラブ」は翌日深夜、自身のラジオ番組『マヂカルラブリーのオールナイトニッポン ZERO』(ニッポン放送)でこれに触れ、野田クリスタルは「ドッキリの中のルール違反というか、殴って『ドッキリでした』の状態だよ」とポツリ。完全な嘘ではなく、本音を引き出す形であったことに苦言を呈していく。

事務所そのものが「ぶっ壊れた」と心配

野田は「僕らにも相当矛先来てました」と、「残酷だ」と批判を呼んだ企画へのクレームが、自身にも多数届いていることを告白。これについて、「こういう時だけ言うのもあれですけど、プレゼンターですからね」と、あくまで進行を務めただけであり、考案者は番組制作サイドだと弁解する。

また、相方の村上も、理不尽な説教という「嫌なキレ方」で、なるべく強い陰口を引き出さざるを得なかったという企画趣旨を改めて説明し、ドッキリ出演者をフォロー。だが、起こってしまったことに変わりはなく、野田は「永野さんっていうか、あれグレープカンパニーよ。グレープカンパニーがぶっ壊れてしまうから」と事務所の連帯が崩れたと嘆き、「あれは荒れますよ。ちょっとは補償してあげてほしい。何をしてあげたらいいのかわかんないけど、『水曜日のダウンタウン』というバカでかい番組だからこそ、なんかこの先も使ってあげたりだとか」と呼びかけた。

「しんいちは7月1日にYouTubeライブを行なったのですが、配信タイトルは『炎上してるから癒されたい夜』。得意の弾き語りネタで『ネットニュースに昨日の夜あたりからなってるよ』『通知が鳴りやまない状態になりまして、そっから記憶ないんすよ』などと自虐していましたが、途中で画面から消え『なんで俺ばっか怒られてるねん!』『俺がなんかしたかなマジで!』と声を上げる情緒不安定さを見せました。どうやら、先輩からは絶縁され、世間からは口が悪いと批判され、味方がいないことにかなりキテいるようですね。しかし、言ったのは全て本音ですし、これから関係修復は難しいでしょう」(お笑いマニア)

『おぼんこぼん』のように、今後は永野・しんいちの仲直り企画に期待したい。

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