『めちゃイケ』台本騒動…メンバーが暴露も岡村隆史は沈黙する理由

岡村隆史 

岡村隆史 (C)まいじつ 

7月5日放送の『笑いの正体』(NHK)で、中居正広と『オアシズ』大久保佳代子により「一言一句台本」だったことがバラされた『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)。ネット上では大きな驚きをもって受け止められているが、実は、過去にも同様の暴露が行われていたことをご存知だろうか。

今年3月、『イマドキッ ドゥフドゥフ90分』(MBSラジオ)に出演した『よゐこ』濱口優は、「めちゃイケ」の台本に関するエピソードを披露。その中で、「めちゃイケ」が台本通りに進むしかないコントのような状態だったことを明かすと、本番でセリフを忘れ、共演の『ナインティナイン』岡村隆史に度々注意されていたと苦々しく語った。

また、濱口は2018年放送の『ジンギス談!』(HBC北海道放送)でも、「一言一句決まっている」「めちゃくちゃ台本分厚い」など、全ては台本だったことを暴露。番組を仕切ることが多かったメインキャストの岡村に関しては、常に台本を全部覚えており、『27時間テレビ』では10センチ以上にもなる台本を全部頭に入れていたと語っている。

中居・濱口・大久保らがぶっちゃけている一方、台本について認めていない出演者も存在している。

「『極楽とんぼ』の加藤浩次は、『めちゃイケ』が予定調和だったとは明かしていません。20年6月の『アッパレやってまーす!』(MBSラジオ)でも、自身がメインだった『爆烈お父さん』のコーナーについて、『ああいうのってあんまりリハとかやらないのね。〝想定台本〟みたいのがあって、現場でパッパッパッて合わせて本番っていう』と、台本には大まかな進行や想定しか記載されていなかったと語っています」(お笑い事情通)

気になるのは“メイン”岡村隆史の立場

岡村の相方・矢部浩之は「ガチガチに演出」としながらも、台本から逸れることも多々あったと指摘。加藤と同様に〝台本は大まかな流れだけ〟との立場だ。

「ネットニュース大手のオリコンニュースは18年3月、『めちゃイケ』終了を記念し、レギュラー全員にインタビューするリレー企画を配信しました。この最後に登場した矢部は番組の思い出を語る中、台本について『ガチガチに演出されて芸人として楽しいのかっていう人もいましたけど、僕は気にならなかった』と発言。『台本があって番組はその筋に沿って進んでいるけど、台本通りには全然やっていないし、感じたことを言って脱線もするし』と続け、〝台本はあったがアドリブもあった〟というグレーな表現に留めています」(お笑いマニア)

気になるのは、番組で最もメインを張り、多くの企画を行なってきた岡村の立場だが…。

「どうやら、岡村はこれまでに台本に関し、大っぴらに語ることはしていないようです。番組の看板として表も裏も知る立場ですから、余計なことを言って物議を醸すのは本意ではないのでしょう。台本となれば、自身がヤラセの片棒を担ぎ続けたようにもなりますし、悪者にならないためにも、今後も沈黙するでしょうね」(前出・事情通)

出演者の意見はかなり食い違っているが、複数の証言がある以上、やはり「めちゃイケ」は全てが台本で決められていたと見るのが自然だろう。中居の発言に「知りたくなかった」と批判もあるようだが、4年も前に濱口が語っている以上、今さら感もあるが…。

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