『THE MANZAI』優勝芸人が引退のピンチ?「漫才は面白いけど…」

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2012年の『THE MANZAI』で優勝したお笑いコンビ『ハマカーン』神田伸一郎が、7月8日配信の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(ABEMA)に出演。漫才コンテストで優勝したにもかかわらず、引退を考えるほど仕事がないことを明かした。

「ハマカーン」は「まさにゲスの極み!」といったツッコミで人気を博し、2012年の「THE MANZAI」で優勝。翌13年のブレークタレントランキングではトップ5に入る人気コンビに。しかし、現在は地上波バラエティー番組への出演が激減し、番組によると、神田は打ち合わせの時に「もう芸人を辞めようと思っている」と発言したという。

しかし、神田はこれに「俺は『今仕事がどんどんなくなっているんで、ゼロになったら辞めるしかないです』って言ったんです。それが『芸人を辞めようと思っている』に変換されるのが、こういうのが作家の仕事なんだな…」と一部を否定。続けて「こういう大げさな文言だけが歩き出すから嫌」と、さらに不満をあらわにした。

これに『平成ノブシコブシ』吉村崇は「辞めたってこの歳で芸人以外、何もできないよ?」と指摘したが、神田は「自分の好きなものはなんだろう?と思ったら、料理ぐらいしかない」とカフェをやりたいと発言する。

そして、先程の作家批判と同様に、「しょうがないじゃん、だってバラエティー好きじゃない」「漫才と違ってバラエティーって人数多いし、声デカい人が勝つじゃん」など、バラエティー番組そのものを批判していった。

バラエティー自体へのヘイトも…

優勝当時はバラエティーの仕事を願っていたものの、いつしか大嫌いな対象になっていた様子の神田。オファーが減った恨みで嫌いになったのか、合わないと思って出演を断るようになったのかについては、「10年かけて仕事が減っていったら、こういう心になるよ。丁寧にバラエティーにNOを突きつけられてきた。だからこっちも諦める」と本音を吐露している。

これに対し、ネット上には

《思えばベッキーが川谷と不倫して「ゲスの極み」がギャグとして使えなくなったのが節目な気がする》
《器用なだけじゃ生き残れないからな。愛らしさが必要》
《「THE MANZAI」って「M-1」中止期間の穴埋めショーレースだもんな まがいモン感がある》
《権力と親しくなって見せびらかして自己アピールしないと》
《漫才は面白いと思うけどね まあ漫才コントとTVタレントでは求められるスキルが違うから》

といった声が。売れっ子から一転した弱気な発言で、話題を集めている。

「継続的か短期間かは別にして、チャンピオンが問答無用でブレークできるお笑いコンテストは『M-1グランプリ』くらい。『キングオブコント』も『R-1グランプリ』も『THE W』も、優勝者によっては全くバブルがないまま終わることがあります。『THE MANZAI』もこのパターンで、優勝しても全く箔付けにはなりませんでした。これは大会の権威付けの問題で、他の大会も『M-1』のようにその価値を押し上げる工夫が必要ですね」(お笑い事情通)

神田うのの弟だけあって、仕事をせずとも食べてはいけそうだが…。

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