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毎週土曜放送の旅情報番組「もしツア」こと『もしもツアーズ』（フジテレビ系）が、今年9月いっぱいで放送終了するとの報道が飛び交っている。

「もしツア」はMCの『キャイ～ン』が、ガイド役の女性タレントや『Kis-My-Ft2』と共に、グルメや旅行といった情報を紹介する番組。

放送開始は2002年10月で、丸20年で歴史に幕を下ろすこととなる。

「20年という節目も然ることながら、やはり、コロナ禍で旅行や観光がし辛くなったのも大きなダメージでしょう。世間的に行き辛い風潮な上、実際に現地へ行っての撮影もしにくく、かと言って近場のグルメ情報では引きは弱いし、関東圏の人間しか喜びませんからね。時代に押された無念の番組と言えるでしょう」（テレビ誌ライター）

だがそれ以上にピンチなのは、ただでさえ落ち目の中、唯一の地上波MC番組を失ってしまった「キャイ～ン」だ。

ついに終りを迎えるロートル『キャイ～ン』

「『もしツア』の終了により、『キャイ～ン』がコンビで出演するレギュラー番組はゼロ。単独ならあるものの、天野はNHKの料理番組と深夜の通販番組、ウドはローカル局と、まともな番組ではありません。はっきり言ってしまえば、もう〝隠居〟に入るようなピンチに差し掛かっています」（お笑いマニア）

どうやら、下の世代がどんどんと育っていく中で、「キャイ～ン」は淘汰されてしまったらしい。

「『キャイ～ン』は所詮1990年代～2000年代の芸人だったんですよ。2010年代以降は単なるロートルで、売れっ子時代の名残で仕事を得ていたに過ぎない。同様のことは、『ガレッジセール』、山口智充辺りにも言えるでしょう。お笑い界はここ数年世代交代の真っ最中で、下がどんどんブレークする中、彼らの居場所はついになくなってしいました。年代と実力を考えると、次にピンチなのは『よゐこ』辺りですね」（同・マニア）

ウドの人が良い奇想天外なキャラが、もうテレビで観られなくなるとは…。今後は後発のもう中学生で我慢するしかなさそうだ。