『僕のヒーローアカデミア』の第359話『学び舎』が、7月19日発売の『週刊少年ジャンプ』33号に掲載された。巻頭カラーで主要キャラたちが勢ぞろいしたページも用意されているのだが、その意味深な描写から考察が広がっている。
※『ヒロアカ』最新話の内容に触れています
計り知れない力を手に入れた死柄木弔に対して、チームワークで対抗するヒーロー陣営。チャンスをつかんだ爆豪勝己は現在の最大火力で攻撃を放つのだが、死柄木はものともせず、むしろ爆豪の右腕をつぶしてみせる。
すぐさまベストジーニストやミルコがフォローに駆け付けるが、死柄木の進撃は止まらない。絶体絶命と思われるシチュエーションで、「雄英高校」のビッグ3こと通形ミリオ、波動ねじれ、天喰環の3人が動き出す──。
週刊少年ジャンプ33号本日発売📚
連載8周年&人気投票開催記念✨
表紙&巻頭カラーは『僕のヒーローアカデミア』🎉Cカラーは読切『ハルカゼマウンド』『あかね噺』『ALIENS AREA』‼️
※今週の『ブラッククローバー』『ONE PIECE』『ルリドラゴン』は休載です
電子版👇https://t.co/3nRohLaDIJ pic.twitter.com/v1ZS7iChjs
— 少年ジャンプ編集部 (@jump_henshubu) July 18, 2022
もはやいつ誰が脱落してもおかしくはない緊迫した戦況だが、そこで注目を集めたのが巻頭カラーの見開きページだった。紙面には1-Aのクラスメイトはもちろん、プロのヒーローたちやヴィランまで大集結。8周年記念にふさわしい、にぎやかなイラストとなっていた。
“黒=死”の暗示?
ところがカラーイラストをよく見ると、少し気になるポイントも。ほとんどのキャラクターは赤と黒を基調としたファッションなのだが、荼毘は真っ黒な“喪服”じみたスーツを着ているのだ。
荼毘は実弟・轟焦凍との戦いで瀕死の重傷を負ったばかり。その後、彼の体が発光し始めたところまでが描かれており、生死は不明となっている。そのためファンたちは、《荼毘だけ赤がどこにもなくて、喪服みたいになってんのしんど》《荼毘が喪服にしか見えなくて怖いよ…》と気が気ではないようだ。
また、荼毘だけでなく、エンデヴァーやホークス、麗日お茶子なども、どちらかといえば黒が目立つ衣装。見きれているが、レディ・ナガンも赤い服装には見えない。さらに、次回から大活躍しそうなミリオも、ネクタイは赤だがスーツは真っ黒であり、不穏な気配を感じさせる。
あくまで予想に過ぎないものの、ネット上では《死んじゃいそうな人たちみんな黒スーツだ…》《見れば見るほど黒いジャケットが喪服に見えてきて怖い》《喪服着てる人は死んじゃう人で、黒系の服が混じってる人はどこか何かしら後遺症が残る人、赤の人は特に大丈夫そうな人だったりする?》と怯える声が相次いでいた。
もちろん、カラーイラストが生死を暗示していると決まったわけではない。たとえば作者の堀越耕平が大のお気に入りとして挙げている通称“一般女性”も、黒のワンピースを着用している。非戦闘員の彼女に死亡フラグが立つとは考えにくいが、この先にどのような地獄が待ち受けているのだろうか。
文=野木
写真=まいじつエンタ