『競争の番人』視聴率が急降下!フジの“戦略”に呆れ声「古いやり方は難しい」

杏 坂口健太郎 

杏 坂口健太郎 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

7月18日、坂口健太郎と杏がダブル主演する月9ドラマ『競争の番人』(フジテレビ系)の第2話が放送された。しかし、前クールのドラマと全く同じ失敗を繰り返しており、ネット上では呆れ声が殺到している。

刑事の白熊楓(杏)は、ミスが原因で公正取引委員会審査局・第六審査へ異動させられてしまう。

そこには、天才で理屈っぽく、ひねくれ者の小勝負勉(坂口)など個性豊かなメンバーが在籍していた。

白熊は公正取引委員会・第六審査、通称〝ダイロク〟の職員として、独占禁止法に関わる違反行為を取り締まり、公正な競争の場を守る〝競争の番人〟として、談合やカルテルなど不正を働く企業の隠された事実を炙り出していく。

「『競争の番人』は初回世帯平平均視聴率が11.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)と好スタートだったのですが、第2話で一気に8.9%まで下降。今クールのドラマでは最大の下がり幅でしょう。刑事ドラマ風なのに、1話完結じゃないダラダラとしたストーリーや、子ども騙しな犯人との駆け引きなどで、視聴者から即切りされてしまったようですね」(芸能記者)

日曜劇場を目指していたが…?

しかもフジ系の月9は、前クールの綾瀬はるか主演ドラマ『元彼の遺言状』でも全く同じ失敗をしている。こちらも初回は12.1%だったが、第2話で10.3%まで急落。第4話で二桁割れすると、そのまま最後まで8%台をさまよった。

「実は『元彼の遺言状』と『競争の番人』はどちらも、1991年生まれの新進気鋭のミステリー作家・新川帆立氏が執筆した小説が原作。同氏は『セブンルール』(同系)でも密着取材を受けるなど、フジテレビが猛プッシュしているようです。そのせいで後先考えずに、2クール連続同氏の小説原作のドラマなんて決めたのでしょう。『元彼の遺言状』の評判を見ながら『競争の番人』を作る、または企画をボツにすれば、こんな失敗はしなかったのに」(同・記者)

ネット上でも、

《恐らくは原作者を話題の作家にしたてあげて、綾瀬はるかや坂口健太郎と杏を月9で使えばヒットするし、ヒットさせるという筋書きなんだろうけど、もうそういう古いやり方は難しいと思う。むしろ原作者も演者も損をしているんじゃないのかな》
《同じ原作者で続けられてもね。役者さん良くても内容が良くないと見ないですよそりゃ》
《当たれば日曜劇場の池井戸潤みたい月9の新川帆立みたいにしていきたかったんだろうね》
《2回続けて同じ作者ってなんかおかしくない? 沢山本だしてる人ならまだしも、この人の単行本作品って「元彼の遺言状」シリーズと競走の番人だけなのに》

といった声が上がっている。

フジテレビの半年かけた戦略は、すでに失敗に終わったようだ。

【あわせて読みたい】