『ミヤネ屋』“タブー”への追及に称賛!「統一教会と自民党の癒着取り上げて最高」

宮根誠司 

宮根誠司 (C)まいじつ

7月21日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)では、現在世間を騒がせている宗教団体『世界平和統一家庭連合(旧・統一教会)』を特集。他のメディアとは違う一歩踏み込んだ独自取材に、視聴者から絶賛の声が上がっている。

同日の放送では、番組が独自に取材した「統一教会」と政治家との関係を紹介していくことに。まず『自民党』前副総裁・高村正彦氏へ取材を行い、「統一教会」を知ったきっかけや、過去に信者の事件を担当したことなどを探る。

ちなみに高村氏は関係性について、「全く何も関係ないです」などとコメント。しかし約30年前、政務次官の頃に車の提供を受けたことを聞かれた際、「統一教会系から乗用車を提供されていたのは事実です」と答え、「当然のことながらすぐ、返しました」と振り返っていた。

さらに番組は、元衆院議員・宮崎謙介氏への取材も実施。宮崎氏からは「統一教会」を名乗らず「世界平和女性連合」と名乗る団体から〝選挙の応援〟と言われ、知らぬ間に接触をされていたことが明かされる。他にも番組では鳩山由紀夫元首相が自身のツイッターで発言した〝合同結婚式〟での結婚否定や、イベントへの出席事実などを追求していった。

本来あるべきメディアの姿

メディアが踏み込むのを躊躇しそうな内容を、積極的に放送した『ミヤネ屋』に、ネット上では、

《いま初めて思う「頑張れミヤネ屋!」》
《政府の圧力に屈せず、統一教会と自民党の親密な関係を報じていて見直しました》
《ミヤネ屋は他局や同局の他番組と比較して明らかに頑張っている。内部に統一教会と敵対している勢力がいるのかも》
《ミヤネ屋、ちゃんと統一教会と自民党の癒着取り上げてて最高だね》
《日テレは統一教会や国葬の問題に真摯に向き合っているからいい》
《ミヤネ屋が統一教会の件で独走してるのは意外だ》
《ミヤネ屋がんばれ。モーニングショーはなぜ取り上げなくなった。政治の力の影響だろうが跳ね返せなければ視聴者の信頼を失うだけだ》
《今日も、統一教会と政治家との関係を放送するのはミヤネ屋だけのよう。録画します》

などといった称賛の声が続出している。

「宗教関連の話題をメディアが大々的に特集することはなく、今まではタブー視されてきました。しかし安倍晋三元首相の銃撃事件をきっかけに、各メディアでも少しずつ報道される流れに。しかし、どの局も『ミヤネ屋』ほど攻め込むことはできていません。視聴者が気になる話題に踏み込む、これこそがメディアのあるべき姿かもしれませんね」(芸能ライター)

近年〝打ち切り疑惑〟も浮上していた「ミヤネ屋」だが、今回のような特集を積極的に放送していれば、自ずと人気は取り戻せるだろう。

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