石子と羽男、純愛ディソナンス、初恋の悪魔…夏ドラマ“低視聴率”はタイトルが悪い?

中島裕翔 

『純愛ディソナンス』に主演する中島裕翔 画/彩賀ゆう 

夏クールの主要なドラマが軒並みスタートしたが、視聴率が苦戦する作品が続出している。ネット上では〝ドラマタイトル〟が悪いとの声が多くあがっている。

まずは有村架純と中村倫也がダブル主演を務めるドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』(TBS系)。内容は、正反対のようでどこか似た者同士の弁護士・パラリーガル2人が、さまざまなトラブルに挑む中で、自らのコンプレックスに向き合って成長していく…というもの。

初回の世帯平均視聴率は6.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)とかなり厳しい結果だが、内容はそこそこ好評のようで、

《最初、タイトルからしてつまんなそうだなって思ったけど、案外面白かった》
《変なタイトルと思いつつ娘と1話を観てたけど面白かった〜》
《石子と羽男おもろい! タイトルで期待してなかったけど! 演出プロデューサー見たら好きな人たちだったじゃーーん!》
《サブタイトルがダサすぎるドラマは実は面白いの法則》
《タイトルだけで面白くなさそうだなって思ってた石子と羽男が今のところ一番面白い》

など、視聴者からはタイトル負けを指摘する声が相次いでいた。

「タイトルとストーリーの関連性ゼロ%」

続いては、『Hey!Say!JUMP』の中島裕翔が主演を務めるドラマ『純愛ディソナンス』(フジテレビ系)。教師と生徒である2人が、元音楽教師の失踪事件を通して徐々に絆を深めていくラブサスペンスドラマだ。世帯平均視聴率は初回4.8%、第2話4.3%と大苦戦。ネット上では

《話と役者は良いのにタイトルが微妙で、女子高生と先生モノに抵抗があるんだろうな。中身今期イチいいドラマなのに》
《タイトルとキャスト陣から、禁断の恋愛モノだと思ってたのに、絶妙なタイミングで交差してくるサスペンス要素がマジで面白い》
《純愛ディソナンス、タイトルと教師と生徒の禁断の恋とかいう肩書ついてるせいで損してる気がする。見る前から私なんとなく敬遠してたけど、見たらけっこういい》
《「純愛」とタイトルについていたので誤解していたのかもしれないけど、予想以上に本格的なドラマだと改めて思う》

といった声があがっている。

最後は、林遣都と仲野太賀がダブル主演する坂元裕二氏が脚本のドラマ『初恋の悪魔』(日本テレビ系)だ。とりあえず第2話を終わって、タイトルと内容の関連性が全く分からない。視聴率も第2話で3.9%と壊滅状態。ネット上では

《見る前から分かってたんですけど、初恋の悪魔が面白い!というかもう好き! 出てる人も全員好きだし、台詞もキャラも全部愛せる。 タイトルで恋愛ものだと思ってる人損してるよ!》
《今期の連続ドラマでいちばん面白いのは、いまのとこ『初恋の悪魔』 タイトルがいまいちなのでノーマークだった》
《初恋の悪魔本当に面白い タイトル的に恋愛主軸のやつなのかと思ってたからおすすめしてもらえて良かった》
《初恋の悪魔2話まででタイトルとストーリーの関連性ゼロ》

といった声が。恋愛モノだと思われて損しているよ捉えられているようだ。

想像以上にタイトルは視聴率に直結するのかもしれない。

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