『ザ・ノンフィクション』屈指の神回!? ゴミ屋敷に住む東大卒女装家が話題

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7月24日に放送された『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)に出演した、元東大生の男性が話題になっている。

この日に放送されたのは『片付けられない部屋 ~ゴミの中に埋もれた思い出~』。都内の家賃3万円台のワンルームで生活するみずきさんに密着した。

10代で両親が離婚したという長男のみずきさんは、親の夢でもあった研究者を目指すため、幼い頃からの猛勉強の末に、東京大学に現役で合格。だんだん〝かわいくなくなっていく〟自分を変えたいと思い、大学入学を機に女性服を着るようになった。

しかし、突然変貌したみずきさんに驚いた周囲は、徐々に離れていったという。みずきさんは「人は離れていくけど、物はずっとそばにいてくれる」とモノを手放せなくなり、気がついたら部屋は足の踏み場もない〝ゴミ屋敷〟になってしまった。

みずきさんの決意にたくさんのエールが

「両親が東大の研究者だったというみずきさんは、幼い頃から友達と遊ぶことすら許されず、ひたすら勉強の毎日。母親のもとで暮らすものの、疎まれながら過ごすうちに、成長期の自分を受け入れられなくなったと語っていました。普通ならゴミ屋敷に住んでいるだけでも何かと物議を醸しそうですが、親の対応を目にした視聴者からは一斉に同情の声が上がりました。毎回、なにかと物議を醸す『ザ・ノンフィクション』ですが、視聴者の共感が集まるというのはかなり珍しいケースでしたね」(テレビ誌ライター)

ありのままに生きるみずきさんに対し、視聴者からは

《年齢、性別、体型関係なく好きな時に好きな格好が出来ること。それが当たり前になってきてほしいですね》
《物を捨てても思い出は心の中に残せる。親御さんとまだいろいろあるかもしれないが、みずきさんが幸せに過ごせるのが大事じゃないかな》
《自分が愛されたはずだという理由探しをしてるように見えたなー。あと、嫌われたかな? 見捨てられたかな? という不安があるのが会話の節々に見える》
《なんだかんだみずきさんって素直だし、自分の思いを伝えるのが上手だから愛される性格だと思う》
《「物は離れていかない」この言葉だけでみずきさんがどれだけの寂しさを抱えていたのかわかる》
《ノンフィク史上1番エグられる回だった。テーマは毒親だよね。自己肯定感という概念が無さすぎた結果、外見がああいう仕上がりになるの、分かりすぎてつらい。女装のことじゃなくて、まとまらないチグハグ感が》

など、さまざま感想が上がっている。

将来は男性が女性服を着ることを広めたいというみずきさん。夢が実現することを祈りたい。

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