『ガキ使』安倍元首相銃撃を想起!? “TANAKER”に「全然笑えない」

田中直樹 

田中直樹 (C)まいじつ

7月24日の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)は、以前放送されて大好評を博した『TANAKER』の続編を放送。この企画が昨今の日本で起こった凶悪事件を連想させるとして、視聴者の間で物議を醸している。

今回放送された『TANAKER 2nd』は、2021年8月に放送された企画「TANAKER」の第2弾。『ココリコ』田中直樹が映画『JOKER』のジョーカーに扮し、これまでに受けてきた酷い仕打ちへの報復を行うという趣旨だ。

田中は他のレギュラーメンバーに「あいつらには天罰を与えました」「あいつら全く懲りてない」と恨みを吐くと、高笑い。そして「今回もアイツらアホ4人に天罰を与えたいと思います」と不敵な笑みを浮かべ、復讐していく。

復讐方法は、無抵抗のメンバーに全力でパイを投げつけるというもの。だんだんパイ投げはエスカレートしていき、攻撃手段は素手からバズーカに。最終的には生クリーム噴射機なども持ち出し、レギュラーメンバーを生クリームの海に沈めるのだった。

「JOKER」に触れるのはタブー?

この企画は前回同様に大好評で、ツイッターのトレンド入りを果たした。しかし、一部の視聴者からは、

《ガキ使のJOKER大丈夫?》
《ガキ使の生クリームバズーカ、安倍さんのテロを連想》
《こんな時期にタナカージョーカーやって大丈夫なんか?》
《地下鉄の事件あったから、もうやらないかと思ったけど。不謹慎》
《京王線の刺傷事件があったからもう無理だと思ってた》
《この企画は全然笑えないし、何をしたいかわからないんだよね。観てて不快》

などの反響が。ジョーカーに扮するといった点から、2021年10月に起こった〝京王線刺傷事件〟を連想した人も少なくないようだ。また、田中が用いたバズーカが、安倍晋三元首相を銃撃した山上徹也容疑者を彷彿させるといった意見も。

「7月中旬に山上容疑者のアカウントとみられるツイッターが発掘され、過去に映画『JOKER』について《ジョーカーという真摯な絶望を汚す奴は許さない》とツイートしていたことが発覚しました。さらに『JOKER』の内容は〝母殺し〟としても有名。作中でジョーカーは尊敬していた国民的コメディアンを、テレビ中継中に銃撃しており、安倍元首相を支持していたとされる山上容疑者と重なる部分もあります。多少強引ではありますが、『JOKER』から山上容疑者を感じ取る視聴者がいてもおかしくはありません」(ネットニュース編集者)

とはいえ、視聴者が放送内容に過敏になりすぎると、番組内容がつまらなくなってしまう。今回の「TANAKER 2nd」も番組の最後に田中が謝罪する様子が放送されていた。バランスの難しい問題だ。

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