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体調不良で入院中だったタレントのマツコ・デラックスが11月20日、月曜日のコメンテーターを務める生放送番組『5時に夢中!』(TOKYO MX)で仕事復帰を果たした。
番組MCのふかわりょうから「どうですか、体調は」と聞かれたマツコは「すみませんねえ、ご迷惑お掛けして」と謝罪。「ただこの番組に出たくなかっただけです。どうしても体が拒否反応を示して」と言って周囲を笑わせ、「全然、元気です」と回復したことを強調した。そして、番組の終盤には「またきょう、具合悪くなりますけどね。体にむちを打って、5時に夢中に出続けておりますよ」と、再び皮肉を口にした。
マツコは三半規管に雑菌が入り、めまいなどの体調不良で10日から入院。13日の同番組への出演を休んでいた。
16日には所属芸能事務所が公式サイトで、体調が回復していることを報告。そして、マツコと親しいタレントのミッツ・マングローブが、電話した際に「死ぬかと思ったわよ」と漏らしていたことを、19日のテレビの生放送で明かしている。
「入院前のマツコは、スケジュールが分刻みなほど忙しく、激やせしていたそうです。前年より10キロも減ったという情報もあります」(テレビ雑誌ライター)
気づかい上手で慕われるマツコ
マツコはスタッフに気を使うタイプで、正月には全スタッフに“お年玉”を配り、数百万円を使うこともあるそうだ。「どうせ子供がいれば、それくらいお金がかかるのだから」とスタッフたちに対する気配りをしているそうで、マツコがスタッフたちに慕われる理由にもなっている。
ある番組のADは「具合が悪いときにマツコさんの手配でフルーツが自宅に届けられたことがありました。ものすごくうれしかったです」と語る。また、メイクでマツコと近しいスタッフは「入院でいないあいだ、番組が作れないのはもちろんですが、話ができないので寂しかった」とも話しているという。別の番組のスタッフは「自分には子供が何人いるのか、その子供の名前まで知ってもらえています。ものすごい心配りがある人ですから、少し疲れたのではと思っています」と明かした。
ファンからのSNSにマツコの復帰を待つ声は多く寄せられ《マツコがいないとテレビ番組が成り立たない》、《マツコの毒を聞くと元気が出る。早く復帰してほしい》、《復帰してくれたよかった。マツコの代わりはいない》などと温かい投稿がされている。
「独特の切り口でパネラーをいじったり、コメントを言うマツコのポジションは、誰も代役できないのは確かです。いましばらくマツコが求められる役割は続くでしょう」(前出・ライター)
裏を返せば、テレビ界がいかに人材不足かということを露呈しているのではないか。
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