「#ガンバレTBS」がSNSで大盛り上がり! 政治と宗教の問題を徹底追及

小川彩佳 

小川彩佳 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

NHKを始めとしたメディア各局で黙殺されている『世界平和統一家庭連合(旧・統一教会)』の存在。そんな中、TBSの報道姿勢にネット上で称賛の声が相次いでいる。

話題になっているのは、TBS系のニュース番組『news23』。7月22日放送の番組では、「統一教会」と政治の繋がりに焦点を当て、掘り下げていった。

そして明るみになったのは、日本の政治と統一教会の蜜月な関係。番組の取材を受けた元文部科学事務次官の前川喜平氏によると、文科省は「統一教会」からの名称変更申請を18年間門前払いしていたにもかかわらず、2015年に突然受理し認証したと言う。

この他にも自民党の青山繁晴参院議員への取材により、自民党の派閥トップが「統一教会」の組織票を、自身の派閥に所属している議員に振り分けていることが判明。青山参院議員の言うことが真実ならば、日本は全く政教分離ができていないことになる。

さらに番組内で、「news23では今後も政治と宗教の問題について取材をしていきます」と明言。「統一教会」の名前を出さなくなる局もある中で、徹底的に報道する姿勢を見せた。

宗教と戦うTBSに相次ぐ称賛

うやむやにされ続けていた宗教と政治の関わりを無言の圧力に屈せず報道した「news23」に対し、ネット上では絶賛の声が続出。ツイッターには《#がんばれTBS》というハッシュタグも作られ、

《TBSへ応援のタグいいね! 無言電話や圧力電話に負けるなTBS》
《覚悟を決めたんだな。全力で応援したい》
《なりふり構わない攻撃があるかも知れません。どうか気を付けて。心ある国民は見ています》
《良い報道番組を作ってくれている。ま、本当はこれが普通なのであって、NHKやらフジテレビやら日テレやらが異常なんだと思うけど…》
《カルトの脅しに負けるな。むしろこんな奴らに負けるわけには行かないと、報道の正義を取り戻せ》

といった激励の言葉が寄せられている。

かつて弁護士の坂本堤氏が『オウム真理教』を批判するインタビューを、番組スタッフが幹部に見せたことが、坂本弁護士一家殺害事件の引き金になってしまったTBS。徹底的に宗教と抗う姿勢を見せているのは、もしかすると弔い合戦といった意味合いがあるのかもしれない…。

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