『ONE PIECE』のおかげ!?『初恋の悪魔』視聴率V字回復でドべ争い脱却

林遣都 仲野太賀 

林遣都 仲野太賀 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

8月6日、林遣都と仲野太賀がダブル主演するドラマ『初恋の悪魔』(日本テレビ系)の第4話が放送された。視聴率が一気に回復し、今期ドラマのドベ争いから一抜けしたようだ。

境川警察署・総務課職員の悠日(仲野)は署長の雪松(伊藤英明)から、ある失敗をして停職処分中の刑事・鈴之介(林)の監視を命じられる。

刑事だった悠日の兄は、捜査中の事故で殉職したのだが、雪松は鈴之介がその死に関わっているかもしれないという。ところが、ひょんなことから、会計課の琉夏(柄本佑)、さらに生活安全課の刑事・星砂(松岡茉優)を交え、捜査権のない4人がさまざまな事件解決に乗り出すことになる。

第1話の世帯平均視聴率は6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)で、同放送枠ではワーストのスタートを切った同作。第2話で大幅減の3.9%。第3話も3.8%で、8月4日放送の『純愛ディソナンス』第4話3.7%に抜かれるまでドベだった。しかし『初恋の悪魔』は第4話で5.2%と大回復したのだ。

構想20年ドラマ『テッパチ!』が今期ワーストか…

「坂元裕二氏が脚本ということで取っつきにくさがあり、視聴率が下がる一方だった『初恋の悪魔』。しかしコアなファンも多く、放送中のネットの盛り上がりは今期でも1、2を争うほど。なので、口コミで評価をあげているのでしょう。あとは、フジテレビ系でアニメ『ONE PIECE』の映画が放送されていたことも、こちらに人が流れる要因になったのかもしれません」(芸能記者)

そして『初恋の悪魔』のドベ争い脱出によって、ワースト1、2をフジテレビドラマが占めてしまう可能性も…。

「『純愛ディソナンス』のほか、フジテレビは水曜に放送している『テッパチ!』が大コケ状態。視聴率4.0%を記録しており、3%台もすぐそこ。そしてなにより、『純愛ディソナンス』と『初恋の悪魔』は数字が低くても視聴者の評価は高いが、『テッパチ!』は評価も最悪。数字も口コミも悪いので、すでにぶっちぎりのワーストと言えそうです」(同・記者)

『テッパチ!』は元フジテレビの名物プロデューサーが構想20年をかけて生み出した代物。このまま終わると思いたくはないが…。

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