映画『ONE PIECE』最新作に酷評の嵐「Adoを推すための映画」

(C)Morumotto / Shutterstock 

8月6日、『ONE PIECE』の劇場版最新作『ONE PIECE FILM RED』の公開がスタート。順調に興収を伸ばしている一方、劇場に足を運んだ人からの評判は思わしくないようだ…。

今回の映画は、音楽の島「エレジア」を舞台に〝シャンクスの娘〟だという歌姫・ウタを中心とした物語が展開されていく。

ウタは〝ダブルキャスト〟となっており、ボイスキャストを声優・名塚佳織が、そして歌唱キャストを話題のシンガー・Adoが担当。これまでの劇場版『ONE PIECE』とは毛色の違う作品になることが公開前から示唆されており、ファンの間で大きな注目を集めていた。

「いざ公開が始まると、週末土日2日間の興行収入が22.5億円、観客動員数が157万人と大好調。これは配給会社である『東映』の歴代オープニング週末土日2日間動員数・興行収入No.1のスタートだったそうです。興行通信社が発表した国内映画ランキングでも、初登場1位でした」(アニメライター)

楽しめるのはAdoファンだけ?

記録的な大ヒットを予感させる同作だが、意外なことに劇場へ足を運んだ人からの評判は思わしくない。ネット上でも、

《この作品はAdoを推すための映画なのだなってこと。ルフィやシャンクス、その他ワンピキャラはあくまで添え物》
《個人的な感想言うと、正直かなりつまんなかった。劇中ほぼAdoの曲流れてて、少しやり過ぎでは?という感じ》
《すごい楽しみにしてたのに、期待以下だったな! 歌多すぎだし、ストーリー微妙だし》
《こんな酷い映画は初めで。Adoばっかゴリ押ししてファンを切り捨て、作品崩壊させてまで金儲けに突っ走った映画といった印象》
《ワンピースファンが求めてる内容ではない。Adoのせいではないけど、歌はそんなにいらない…》

などの酷評が溢れかえっている。

「ちなみに『Yahoo!映画』では、星1と星5に評価が集中しており、レビューも賛否両論。かなり好みが分かれる内容であることがうかがえます。ちなみに『「鬼滅の刃」無限列車編』は公開初週の土曜日に動員約127万人、興行収入約17億172万円、翌日曜日は動員約123万人、興行収入約16億5000万円でした」(同・ライター)

『ONE PIECE FILM RED』が新たな挑戦だったことは間違いない。この先どれだけ興収を伸ばしていくのか気になるところだ。

【あわせて読みたい】