人気声優は短命?『ルパン三世』小林清志さん訃報で噂される業界の裏事情

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声優界に〝訃報〟が続いている。アニメ『ルパン三世』の初代・次元大介の声などで知られる、声優の小林清志さんが7月30日午前7時6分、肺炎により死去していたと発表された。享年89歳だった。

また、8月1日には『サイボーグ009』の004、『パーマン』のパーマン2号、『キテレツ大百科』のブタゴリラの声を担当した声優の大竹宏さんが急性心不全のため、90歳で死去している。

俳優で声優としても活躍する戸田恵子は、3日に自身のブログを更新。《このところ、知り合いの訃報が多くて落ち込みモードです。。。》と綴り、落胆していることを明かしている。

小林さんや大竹さんは高齢ということもあり、天寿を全うしたとも言えるが、今までに早くして亡くなった声優も多い。

6月には、アニメ『テニスの王子様』の天根ヒカル、『アイシールド21』の原尾王成、筧駿、『デュエルマスターズビクトリー』シリーズのドラゴン龍の声を務めた竹内幸輔さんが45歳という若さで死去。

また、アニメ『ふしぎの海のナディア』のグランディス、『銀河漂流バイファム』のケイトやルチーナ、『超時空世紀オーガス』のシャイアなどのキャラクターの声を担当した滝沢久美子さんも69歳で死去している。

さらに今年2月には、アニメ『名探偵コナン』の吉田佑斗役の他、『弱虫ペダル』や『ポケットモンスター ベストウィッシュ』に出演した新田早規さんが31歳という若さで亡くなっている。

若くして生涯を終えてしまう人気声優

相次ぐ声優陣の訃報に、ネット上では

《なんで声優って比較的若くして亡くなってるんだろ? もしかして闇が深い?》
《新田さんは左三角脳室部髄膜腫で31歳で亡くなったけど、あまりにも早すぎるよね。女性声優さんって短命の人が多い気がするけど、気のせいですか?》
《塩沢兼人さんも46歳で亡くなってるよね。自宅の階段から転落してる。声優業界、何かあるのかな…》
《なんで声優さんはみんな短命なんだろ。労働環境が悪いっていうけど、そんな人ばかりじゃないと思うんだが…》

などといった声が上がっている。

「早くして亡くなった声優は『天才バカボン』の雨森雅司さん、『サザエさん』の荒川太郎さん、『キン肉マン』の蟹江英二さん、『クレヨンしんちゃん』の藤原啓治さんなど、枚挙に暇がありません。皆、40~50代で亡くなっているというのは、果たして偶然でしょうか。一説には、声優の多くは〝個人事業主〟のため、きちんと健康診断を受けていないことが原因とする声もありますが、明確な関係性を示す証拠はありません。何らかの職業特有の原因があるのだとしたら、それはそれでかなり怖い話です」(アニメライター)

もし、激務が原因だとしたら、1日も早い労働環境の改善が求められるだろう。

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