林遣都『初恋の悪魔』視聴率が安定? 3%連続の悪夢から復活…

林遣都 仲野太賀 

林遣都 仲野太賀 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

8月13日、林遣都と仲野太賀がダブル主演するドラマ『初恋の悪魔』(日本テレビ系)の第5話が放送された。視聴率に関して、ある法則が見えてきたようだ。

境川警察署・総務課職員の悠日(仲野)は署長の雪松(伊藤英明)から、ある失敗をして停職処分中の刑事・鈴之介(林)の監視を命じられる。

刑事だった悠日の兄は、捜査中の事故で殉職したのだが、雪松は鈴之介がその死に関わっているかもしれないという。ところが、ひょんなことから、会計課の琉夏(柄本佑)、さらに生活安全課の刑事・星砂(松岡茉優)を交え、捜査権のない4人がさまざまな事件解決に乗り出すことになる。

第1話の世帯平均視聴率は6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)で、同放送枠でワーストのスタートを切った同作。第2話で大幅減の3.9%。第3話も3.8%で大ピンチに。しかし第4話で5.2%と大回復、最新の第5話も5.2%で、すっかり落ち着いたようだ。

坂元裕二のドラマは5%に収束?

「同作の脚本を担当しているのは、人気脚本家の坂元裕二氏。〝坂元裕二節〟と呼ばれる独特の会話がウケ、ファンが多くいます。脚本家の中では、日本で最もファンが多いといっても過言ではないでしょう。しかし一方で、クセの強いストーリーは一般ウケが悪い。どれだけ評価が良くても、視聴率が悪くなる傾向があります」(芸能記者)

直近の坂元氏の連ドラ3作を見ると、2018年の広瀬すず主演『anone』(日本テレビ系)は第5話以降、ずっと5%前後をうろうろ。2021年の松たか子主演『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジテレビ系)も第3話以降ずっと、5、6%をさまよう状態。そして今回の『初恋の悪魔』も、5%台で落ち着き始めている。

良くも悪くも、坂元氏のドラマは5%台に落ち着く風潮がある様子。『初恋の悪魔』が今期ワースト争いから完全に離脱したようでなによりだ。

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