HIKAKINに近づく不審者…生配信の放送事故に凍り付くネット民たち

HIKAKIN 

HIKAKIN (C)まいじつ 

8月14日に国立代々木競技場第一体育館で開催された『ストリーマーフェス&オールスター大運動会』で、不審者が乱入する事件が発生。警備体制の不備を指摘する声が相次ぎ、ネット上で炎上している。

同イベントは、ユーチューバーの総合プロデュースなどを行う『UUUM株式会社』が開催。

ストリーマーフェスは、それぞれの配信者が用意したブースを楽しめるイベントで、一方のオールスター大運動会は、今年3月にオンラインゲームイベントとして合計1100万回以上視聴された大運動会をリアルに開催。オフラインだからこそできる競技で配信者たちが競いあった。

リアル開催となり、多くの観客が会場に訪れる中、人気ゲーム『Super Bunny Man』 のデスマッチモードを種目とする第9競技目がスタートしたときに事件は発生した。

1人の不審者が会場に乱入し、MC席に座っていた人気ユーチューバー・HIKAKINの肩に腕を回し、ヘッドロック状態でマイクを奪い取ると「皆さん! 初めまして。僕、世界一かっこいい男になります」と叫んだのだ。その後、男はスタッフに取り押さえられ強制退場させられたが、騒動に触れられることなくイベントは続行された。

安倍晋三元首相の銃撃事件のトラウマが…

あまりにも無警戒な警備体制に、ネット上では、

《出演者に対して容易く触れることができる様なお粗末な警備体制、警備員はただのお飾りに過ぎないのか? 場合によっては危害が加えられる可能性だってあるのに怠慢過ぎる》
《何でこんな警備がガバガバなの? ユーチューバーだから? 人を見て対応の強弱付けるのは運営の責任的にどうなんだろう》
《「不審者」への罰が軽すぎると思う。もっと厳罰に、対処するべき。犯行を躊躇するくらいにしないと、罪と罰のバランスが悪すぎる》
《イベントを開催するなら主催者は演者をしっかり守る義務がある。何事も起こらなくて良かったねーでは済まされない》
《ここ最近日本人のモラルというか危機感がかなり薄れている気がする。平和ボケなんて可愛い言い方してるけど余りにも他人行儀が過ぎる》

など、非難の声が殺到している。

「乱入した男はHIKAKINに15秒間も絡み続け、その間、周囲は何が起こったのかわからず、ぽかんとしたままでした。結局、警備員は駆けつけることなく最後はイベントTシャツを着た運営スタッフが男を取り押さえました。アリーナ席からステージまではかなりの距離があり、その間、男は自由に動いていたのですから、そもそも警備員がいたのかすら疑わしいですね。HIKAKINもかなり恐怖だったと思います」(ネットニュースサイト編集者)

この件で「UUUM株式会社」は《HIKAKINをはじめとした出演者の皆さま、ならびにご来場の皆さま、配信をご視聴の皆さまにご不安ご心配をおかけしたことにつきまして深くお詫び申し上げます》と謝罪。

男に絡まれたHIKAKINは同日、自身のツイッターで《【ご報告】イベント中にステージで不審者に接触されたのですが、わたくしヒカキン怪我など一切なく、無事でした。メンタル的な部分に関しても大丈夫です。ショッキングな映像が流れてしまい申し訳ありません。ご心配ありがとうございます》と報告し、ファンを安心させた。

7月8日には安倍晋三元首相が背後から忍び寄った山上徹也容疑者に暗殺されたばかり。一瞬、脳裏に悪夢が蘇った人も少なくなかったのではないだろうか。

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