『家庭教師のトラコ』凶悪事件を想起? 放火未遂に「小田急線の事件じゃん」

橋本愛 

橋本愛 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

8月17日、橋本愛の主演ドラマ『家庭教師のトラコ』(日本テレビ系)の第5話が放送された。実際にあった凶悪事件を模倣したような内容が話題になっている。

「どんな志望校も合格率100%! しかも授業料はお任せ!」という伝説の家庭教師・根津寅子(橋本)。

彼女に依頼したのは、30代、40代、50代と、年齢も抱えている問題もバラバラの3人の母親たちだった。

寅子は説教もしないし、難しいことも言わない。ただ、世の中にある現実を子どもたちに見せるだけ。しかし子どもたちは、いつの間にか「正しいお金の使い方」を知ることになる…。

第5話でトラコは、教え子・高志(阿久津慶人)の母である智代(板谷由夏)が胃ガンにかかっていることを知る。1人で息子を育てる智代は、高志にガンのことを切り出せない。さらに、貯金がほとんどなく保険にも加入しておらず、今死んだら高志にいくら残せるかと絶望的になる。

小田急線刺傷事件をパロディー?

トラコは高志が大学を卒業するまでに必要な金額、つまり智代が安心して死ぬのに必要な額は4630万円とはじき出す。しかし智代が用意できそうな金額は、父が残した店の火災保険4000万円を除けば187万円しかなかった。そこで火災保険を手に入れるため、家に食用油をまいて火をつけようとする。だがトラコから「食用油まいても火はつきませんよ」と冷静に諫められるのだった。

このストーリーに視聴者は、昨年8月に起こった小田急線刺傷事件を思い出したようだ。同事件は、犯人が女子大生など4人を牛刀で刺傷した後、サラダ油をばらまいて火をつけようとして失敗した。ネット上では

《何か事件あったよね サラダ油まいたやつ》
《4630万円は給付金持ち逃げ犯、サラダ油に火が付かないのは小田急線の事件じゃん》
《小田急通り魔と聞いて》
《サラダ油で燃やそうとした事件あったね~》
《時事ネタ取り込みすぎだろ》
《誤振込からのジョーカー》
《サラダ油は引火しないんですね。勉強になりました》

といった声が上がっている。

このドラマで、そんなパロディーをやる必要はあるのだろうか…。

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