
buri327 / PIXTA(ピクスタ)
昨年、“1億円買収報道”で権威が失墜した日本レコード大賞に、再び衝撃が走った。
昨年まで日本レコード大賞の最高責任者である制定委員長を務めた作曲家の叶弦大氏が、一部週刊誌上で“芸能界のドン”がレコード大賞を私物化していると名指しで告発したのだ。
日本作曲家協会会長の叶氏は、昨年までレコード大賞で大きな職責を担っていたが、今年はその任を外れている。
「叶氏はレコ大で大きな影響力を持っている大手芸能プロダクションの社長こと“芸能界のドン”に外されたというのが実情です。ここ数年はずっとレコ大を舞台に権力闘争をしており、叶氏らは完全に敗北したのです」(音楽関係者)
「負け犬の遠吠え」くらいの認識
叶氏も自分の息が掛かった、特に演歌系の歌手を“ゴリ押し”するなど、あまり評判はよくなかった。だが叶氏は、そんなことなど忘れたかのように、とにかくいまは“芸能界のドン”への怒りだけが原動力となっている。
レコード大賞を巡っては、2015年に『三代目J Soul Brothers』が大賞を受賞した際に、1億円が大手芸能プロダクションに支払われていたことが発覚している。それに続いて、今度は大物による“内部告発”とあって、さすがのレコード大賞も大きく揺れているはずなのだが、そんな様子はないという。
「叶さんは権力闘争に負けて追い出された人という認識なので、今年のレコ大にこの告発記事が影響することは特にないでしょう。“負け犬の遠吠え”くらいの認識です。今年も粛々と選考は進んでおり、予定通りに大賞は『乃木坂46』が、最優秀新人賞はNOBUが受賞するでしょう」(レコード会社関係者)
昨年まではレコード大賞の審査員も二派に分かれて争っていたが、今年は一枚岩の状態で何も波乱は起きなさそうだ。
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