
(C)まいじつ
日本時間12月6日からアラブ首長国連邦(UAE)でサッカーのクラブワールドカップ(CWC)が開催される。日本からはJリーグの浦和レッズが出場し、日本代表の本田圭佑が所属するメキシコのパチューカも北中米カリブ海代表に勝ち上がっている。
「本田はCWCに初出場する見込みです。パチューカ戦のテレビ中継では本田が主役になるでしょう」(テレビ局スポーツ部員)
本田はメキシコで記者会見し、「力を十分発揮し、強気な姿勢でトライし、日本、世界のファンにも大きくアピールしたい」と抱負を語っていた。本田は今年7月にパチューカに加入し、当初は故障などで試合に出られなかったが、徐々に出場試合時間を増やし、これまでに12試合で3ゴールを記録している。
その本田が会見で抱負とともに口にしたのが、日本代表への非難発言だった。
本田は記者から「日本代表にひと言」と投げかけられ、少し考えてから「ブラジル、ベルギー戦とも、もっとできたと思う。もう少しいい結果が残せたのでは」と述べた。
ブラジル、ベルギー戦に呼ばれなかった本田
「日本代表のいまの主な戦術は、なるべく相手陣地の深いところでボールを奪い、素早くゴールへ迫るというものです」(サッカー専門誌記者)
日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は、ブラジルとベルギーとの親善試合に本田、香川真司、岡崎慎司を招集しなかった。新しい戦力となり得る選手を探し出すために、日本代表では実力が明らかになっている本田たちは招集されなかったという理由はあるが、特に本田はこれまで、ハリルホジッチ監督の戦術に適した働きがあまりできていない。
「だから本田は、戦術が変われば自分も活躍できるし、ブラジルとベルギーを相手にしても、もっといい試合ができたと感じているからこそ、『もう少しいい結果が残せたのでは』と発言しているのです。本田が今回のCWCで活躍すれば、その発言を裏付けることになるでしょう」(同・記者)
本田がCWCで活躍しても、ハリルホジッチ監督は素直に喜べないかもしれない。
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