綾野剛“6年前の映画”でベッドシーン強要!? 真偽不明のまま炎上騒ぎに…

綾野剛 

綾野剛 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

俳優の綾野剛が2016年に公開された映画『日本で一番悪い奴ら』で、共演俳優にベッドシーンを強要していたとして、ネットをザワつかせている。

同映画は、2002年に北海道警察の警部が覚醒剤取締法違反容疑と銃砲刀剣類所持等取締法違反容疑で逮捕された日本警察史上、最大の不祥事〝稲葉事件〟をモチーフにした作品。

綾野は悪徳警官の主人公を、俳優の矢吹春奈は綾野の恋人で、すすきのの高級ホステス役を演じている。

コトの発端は、一部の週刊誌が映画公開年に報じた、トークイベントでの一幕だった。記事で、監督の白石和彌監督は、同映画で話題になった2人のベッドシーンについて、「当初は(台本に)なかったが、矢吹には内緒にしており、綾野の個人的な希望の元追加された」と話している。

6年前のこの記事が、なぜか今になってSNSで拡散されると、ネット上では

《NHKで映画界の性暴力について偉そうなこと言ってた白石和彌監督が、結局はこんな感じなんだから、日本の映画界が変わるわけないよな》
《現代では性的シーンの撮影には詳細な説明と同意を取る時代なのに、何やってるんだろう。信じられない》
《白石和彌監督って「現場のハラスメント対策」の先頭に立ってる人じゃなかったっけ? これが本当だとしたらヤバイな》
《こういうベッドシーンを「女優魂」とか美化しちゃうともっとあかん…。ハリウッドじゃ大問題だよ》
《明らかに事前説明無しでの濡れ場。こういうことが暴露によってクリーンになってきてるので加速度つけて一掃してほしい》

など、非難の嵐が巻き起こっている。

「悪意を感じる」綾野剛を擁護する声も

しかし別の週刊誌では、問題のベッドシーンは矢吹が熱意を見せ、それを感じ取った綾野が監督に提案したところ、台本が変更されたと報じている。

「後者の記事では、矢吹が『役にしっかり入りたかった。勤め先がクラブの設定だから、知り合いに頼んでじっくり見学させてもらった』などといったやる気を見せていることが明かされています。問題のシーンについても、『キレイに撮ってくださって、とても好きなシーンになりました』と矢吹は納得していたといいます。今回は、一部週刊誌の記事が独り歩きしてしまい、一気に拡散されたため、綾野に非難の目が向けられたようですね。綾野は最近、暴露系ユーチューバーで参議院議員の〝ガーシー〟こと東谷義和氏から数々の女性問題を暴露されていました。そのことで風向きが変わっているのかもしれませんが、今回の件は全く繋がりがないうえに、該当の週刊誌の記事については真実性もないため、ネット民が同映画について今更騒ぎ立てるのはいかがなものでしょうか」(芸能記者)

実際に、この件については、SNS上でも

《別の記事では、全然違ったニュアンスで書かれています。勝手で主観的な記事を取り上げることに悪意を感じます》
《書き方次第で本当かわりますよね。さすがにこれはひどすぎると思って読んでいました》
《綾野剛のアンチかな。こういう取り上げられ方はどうなんだろう…》
《役作り以外で俳優がそんな提案することないと思いますが…。映画の撮影ってそんな軽いノリでしてるものじゃないですよ。ちゃんと真実性を伝えてほしい》

など、報道の在り方に疑問の声が上がっている。

芸能人の性加害報道などが日々明るみに出ている昨今。情報の整合性についても一段と厳しくなりつつあるが、一部の情報にとらわれ、キャンセルカルチャーを生み出すネット民は哀れというほかないだろう。

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