実写版『耳をすませば』特別映像に爆死予想…ジブリへのリスペクトは皆無?

松坂桃李 

松坂桃李 (C)まいじつ 

俳優の清野菜名&松坂桃李がW主演を務める、10月14日公開予定の実写映画『耳をすませば』の特別映像が8月26日に公開。「もう耳をすませばじゃない…」と、アニメ版ファンの間で物議を醸している。

同映画は『りぼん』の1989年8月号から11月号まで連載された柊あおいの漫画が原作。95年にスタジオジブリがアニメ映画化して大ヒットした。

アニメ版ではイギリス人ポップ歌手のオリビア・ニュートン=ジョンが歌う『カントリーロード』をオープニングテーマに採用。さらにエンディングテーマでは、同じ曲に日本語詞をつけたカバー曲を声優で歌手の本名陽子が歌い、映画を強く印象づけている。

映画版は平川雄一朗監督がメガホンを取り、大人になった月島役を清野が、天沢役を松坂が演じる。漫画・アニメ版で中心となっていた2人の中学生時代と合わせ、完全オリジナルストーリーの10年後の物語が二重構造で展開される。

「スタジオジブリとは無関係です」

4月に特報映像とティザービジュアルがお披露目された際にも、同映画にはネット上で否定的な声が上がっていた。それに加えて今回の特別映像が公開されたことで、アニメ版からの数々の〝改悪〟が発覚。これに対し、アニメ版のファンは

《実写化、今からでもやめてほしい。予告で悲しくて鳥肌立ってしまった。スタジオジブリとは無関係ですって断り書き入れといてほしい》
《どうして邦画はやらんでいいことばかりするんだろうと嘆息する…もちろん、観るのはパス》
《聖司の楽器がヴァイオリンからチェロに変わってる。ヴァイオリン職人になる夢はどうなるの?》
《映画のテーマ曲が『カントリーロード』から『翼をください』に変わってるね。それもう耳をすませばじゃないから…》
《この映像が実写のダサさセンスの無さ想像力の欠場を体現してる》
《バイオリン製作に夢見て断念したニート、小説家を夢見て働かないニート、どうしようもない同士の恋の物語とか悲劇でしかない》
《衣装もダサいしキービジュもダサいし主題歌も変だしキャッチコピーも変》

などと、阿鼻叫喚状態になっている。

ジブリ作品では14年に実写化された映画『魔女の宅急便』で、主人公のキキ役に俳優・小芝風花を起用。小芝は500人以上が参加したオーディションによって選ばれたが、ネットを中心に議論が起こり、大炎上している。

公開前から早くも物議を醸している実写映画『耳をすませば』。このまま〝大爆死〟となってしまうのだろうか…。

【あわせて読みたい】