『耳をすませば』の“裏話”に大反響「新たな発見」「最高のエンディング」

(C)Roman Samborskyi / Shutterstock

8月26日の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)で、スタジオジブリの大人気映画『耳をすませば』を放送。番組公式ツイッターでは同作の〝裏話〟も明かされ、ジブリファンの間で大きな反響を呼んでいた。

同作は小説家を夢見る少女・月島雫とバイオリン職人を目指す少年・天沢聖司が織りなす、甘い純愛を描いたラブストーリー。

1995年の公開から25年以上たった令和の現在でも、色あせることなく愛され続ける作品となっている。

そして「金ロー」といえば、公式ツイッターで作品の裏話などを紹介することで有名。今回も「耳をすませば」についての投稿が大きな話題を呼ぶことに。

エンディングに登場する夕暮れの下校シーンでは、作中に登場する雫の同級生・原田夕子と杉村が描かれている。

2人が夕暮れに佇む電柱の前で待ち合わせし、一緒に帰っていくシーンについて《本編内に描くという案もありましたが、雫と聖司の関係がまとまると、物語を書く雫に重点を置いてしまい、夕子と杉村の話を描けなくなったんだそうです》とツイッターで解説していた。

作品への愛が感じられる裏話に歓喜の声

また、エンディングに挿入されたこの後日談について、《何とか夕子と杉村のその後を描きたかった近藤監督は、エンディングに入れることにしたんだとか。近藤監督のキャラクターへの愛が感じられますね》といった話も明かしていた。

エンディングに秘められた裏話に、ネット上では、

《今日久しぶりにみて見つけました! 新たな発見がまだあるなんて》
《恋が実ってよかったです!》
《これは最高のエンディングだわ》
《いつもこのエンディング楽しみにしていました。本編でも見てみたかったなー》
《夕子と杉村君のその後がエンディングでわかってよかったです。この二人の恋もうまくいってほしいものです》

など絶賛の声が続出している。

「夕子は雫の友人で、作中でも杉村へ恋心を抱いている描写があります。一方で杉村は雫のことが好きで、本編で告白するシーンも。ところが、雫が夕子の恋心を杉村に話してしまい、2人の恋愛模様は泥沼と化していきました。本編では夕子と杉村の〝その後〟は描かれないため、エンディングで恋が発展していく姿を見られるのは、粋な計らいと言えるでしょう」(アニメライター)

このような細かな描写があるからこそ、ジブリ作品は長年にわたって愛され続けるのだろう。

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