『ヒルナンデス』がフジテレビに3連勝! 南原清隆がレジェンドへ…

南原清隆 

南原清隆 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

『ウッチャンナンチャン』の南原清隆が、その輝かしい功績に新たな金字塔を打ち立てた。

「南原といえば、MCを務める『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)でのスベりっぷりが話題を集め、ネット上で〝スベる瞬間を見届ける〟というミームにまで発展。ファンであればあるほど、彼のことを『無能』『置物』などと揶揄し、愛あるイジリを展開しています」(エンタメライター)

スベるシーンが多いにもかかわらず、「ヒルナンデス!」は昼番組界において高視聴率を獲得。気付けば10年を越える長寿番組となり、これまで並み居るライバルを打ち倒してきた。

「番組は東日本大震災の2週間後に始まりましたが、当時は『こんなことをしている場合か』と厳しい視線が向けられ、視聴率は1~2%台の低空飛行。当初は半年での打ち切りも囁かれましたが、徐々に視聴率は上昇し、3年後には当時の国民的バラエティーだった『笑っていいとも!』(フジテレビ系)を終わらせました」(同ライター)

「無能」「置物」と言われながら強力な裏番組を打ち切らせたことで、ネット上では南原に「立っているだけで『いいとも!』を終わらせた男」という、イジリながらも実力を認める二つ名が付いた。だが、これはまだ序の口で、ついに〝対フジテレビ3連勝〟を成し遂げたのだ。

立っているだけで「日本のお父さん」に!?

「8月下旬、今春から始まった『ポップUP!』(フジテレビ系)が、1%台連発という視聴率不振から年内で打ち切られることが発表されました。これでフジテレビは『いいとも!』、『バイキング』、『ポップUP!』と昼番組が3連続で打ち切りですが、その間も『ヒルナンデス!』は相変わらず好調。実際の実力はどうあれ、結果だけ見れば、南原は裏番組を3つも終わらせた〝名MC〟に他ならないのです」(テレビ誌編集)

南原はもはやネタではなく、真の〝国民的司会者〟へと成長したのだ。

「南原の魅力はなんと言っても人当たりの良さ。現に、ネットで『置物』などと言われるのも、ヘイトではなく愛あるイジリで、その扱いからはいかに好かれているかが透けて見えます。いわば南原は、何だかんだ言いながら結局は好きな〝父親〟に似た存在。若い世代からは特にその印象が強いでしょうし、もはや〝日本のお父さん〟となったのです」(お笑い研究家)

番組開始時はくだらないと忌避されたエンタメ・お出かけ情報も、コロナ禍で国民がナーバスになる中でも変わらず伝え続けたことで、緊張を解きほぐす〝癒やし〟として再評価を受けた。だがこれは、お茶の間からイジられながらも愛されている南原がMCをだったからこそ受けた評価だろう。

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