
Renoir / PIXTA(ピクスタ)
TBSの吉田明世アナウンサーが12月3日放送の『サンデー・ジャポン』を途中退席した。
番組が始まって約35分後、スタジオでの話題が埼京線で男4人が痴漢容疑で逮捕された話に移った際、番組MCの『爆笑問題』田中裕二が、「吉田アナなんですけど、先ほど、ちょっと体調がまた、あれだったので、ちょっと退席しました…」と説明。その後、太田光が「大事には至っていない」と付け加えた。
番組終了後に吉田アナは自身のツイッターとインスタグラムを更新し、第1子を妊娠していることを発表した。
— 吉田明世(TBSアナウンサー) (@akiyo_tbs) December 3, 2017
「表向きは退席理由が“おめでたい理由”でよかったという雰囲気ですが、局の上層部の中には『無理して出ても迷惑が掛かるだけだ』という声も少なくありません」(TBS関係者)
吉田アナは去る10月29日放送のサンデー・ジャポンの生放送中にも体調不良を訴え、途中退席をしていた。このときは“貧血”だと説明され、翌30日の朝の情報番組『ビビット』に出演したものの、その後、月曜から金曜まで週5回出演していた同番組の月曜と火曜の出演を取りやめ、負担を減らす対策を取っていた。
仕事量の多さは問題になっていた
TBSは、一部のアナウンサーへの勤務集中を防ぐ意向を示している。11月29日の社長会見で武田信二社長が、「一部のアナウンサーに仕事が集中する傾向はあるわけですが、これを是正すべく、吉田アナウンサーのああいうことをきっかけに、ちょっと遅きに失した感じはありますけど、現場にお願いして改善を要請しているところです」と回答していた。このときの「ああいうこと」というのは、10月の“貧血退場”を指していたと思われる。
「吉田アナはサンジャポで、外注のレポーターでもできるようなロケに自ら出ていました。TBSのスケジュールが緊密できついと見られても仕方がありません」(芸能関係者)
田中みな実もTBSのハードスケジュールが嫌になってフリーランスになったといわれている。
「あくまでも、妊娠が原因で番組を途中退席することになったというのが真相です。一部のメディアから退席の理由が過重労働だと言われていますが、それは早合点で間違いだと言っておきたいです」(前出・TBS関係者)
吉田アナのファンはホッとしたかもしれないが、TBSの“ブラック企業疑惑”が払拭されるかどうかは疑問だ。
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