“ちむどん”より酷い…構想20年ドラマ『テッパチ!』胸クソ脚本が大炎上

白石麻衣 

白石麻衣 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

9月7日、ドラマ『テッパチ!』(フジテレビ系)の第10話が放送された。胸糞悪い展開で大炎上している。

ケンカっ早い主人公・国生宙(町田啓太)はある日、幹部自衛官・教育隊中隊長の八女純一(北村一輝)に声を掛けられ、自衛隊に入隊する。

そして陸上自衛隊を舞台に、若者たちが現実の厳しさ、夢や希望、友情や恋愛など、壁にぶつかりながら、「誰かのために命を懸けられるのか」「自分がやりたい本当のこととは…」と悩みながらも奮闘していく。自衛官らのマドンナ的存在は、教官の桜間冬美(白石麻衣)だ。

第10話では、テレビのお見合い番組に国生ら自衛隊員が出演し、馬場良成(佐野勇斗)は真面目で清楚な雰囲気の女性・葵(矢作穂香)と良い雰囲気になる。

そんな中、自衛隊音楽隊に憧れ、陸上自衛隊へ入隊した馬場にとって最高のチャンスが訪れる。それは、音楽隊のオーディション。欠員が出たために募集があったようなのだ。

馬場はこのオーディションのために練習するが、当日、葵から「助けて、馬場君…。もうやだ…。死にたい…」と電話がある。馬場はいても立ってもいられなくなり、葵のもとに向かったのだが、葵はバーで酒を飲んでいた。葵は、葵の友達と、馬場が駆けつけるのかどうかのゲームをしていたらしく、「さすが自衛隊。責任感が強いね」「お前オーディションだったんだろ? 駄目じゃん来ちゃ!」「筋トレしかしてないから頭ん中空っぽなんじゃない?」と笑われるのだった。その後、馬場は自殺未遂をして、自衛隊を退職した。

「つまらない上に胸クソ展開ぶっこんできて」

一体何が目的でこんなストーリーにしたのかと疑いたくなるような展開。そもそも、一連の流れは自衛隊という仕事と何の関係もなく、真面目な男が悪い女に騙された…というありきたりでつまらない話。ネット上では

《私でももっとマシな脚本書けるわ…》
《ただイライラして1時間終わりそうなんだけど…》
《何だこの展開…ヤケクソか?》
《つまらない上に胸クソ展開ぶっこんできて、何を見せられてるんだろう状態、Pは本当に本当に本当にこんな内容を温め続けてきたの…?と問い詰めたい》
《このドラマ見て自衛隊になろう!ってなるんかな。何を伝えたいのかよく分からん》
《1時間版ちむどんどん》
《くだらない理由で危機になってて笑えない…脚本家才能ねぇよ》
《胸糞悪くなるだけでカタルシスがないんだよな》

と大炎上している。

この出来にもかかわらず、女性プロデューサーによると〝構想20年ドラマ〟らしいので、あの悪名高い朝ドラ『ちむどんどん』(NHK)を超える逸材かもしれない。

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