よゐこ　濱口優　（C）まいじつ　

数年前まで〝上が詰まっている〟と言われていた状況が一変、若手・中堅の台頭が著しい昨今のお笑い界。この新陳代謝の波で、かつては多くの冠番組を抱えていた〝大物クラス〟がひっそりと消えていっている。

「ここ10年弱で消えたMCクラスの芸人と言えば、『ガレッジセール』、〝ぐっさん〟こと山口智充らが代表。2組とも2000年代までは大人気を博しましたが、『笑っていいとも！』（フジテレビ系）のレギュラーを卒業した2010年前後から露出が激減。今やローカルタレントのように落ちぶれてしまいました」（お笑い分析家）

上記2組は後輩の台頭が著しい吉本興業所属だが、比較的勢いのない他の事務所にも〝消えた大御所〟は存在する。

「浅井企画に属する関根勤、『キャイ～ン』の2組も、毎日のようにテレビに出ていましたが、10年代前半から徐々に減少。地上波での冠番組やレギュラーがなくなり、『キャイ～ン』は20年間MCを務めた『もしもツアーズ』（フジテレビ系）も今月で終了。ついにコンビでの地上波レギュラーがゼロになりました」（同・分析家）

次にこの立場になると危惧されているのが、「キャイ～ン」と同時代を過ごした『よゐこ』だ。

全国区レギュラーはほぼゼロ…

「現在の『よゐこ』は、コンビでの仕事はごくわずか。レギュラー番組はCS・BS・ローカルと、かつてのような地上波キー局からはすっかり落ちています。個人の活動を見ても、地上波レギュラーは濱口が『ノンストップ！』（フジテレビ系）火曜隔週と『なりきり！ むーにゃん生きもの学園』（NHK Eテレ）に出ているだけで、有野に至ってはゼロです」（芸能ライター）

また先日の〝不仲説〟に関する報道も、2人を追い詰めているそうで…。

「2人はYouTubeチャンネルで動画配信を行なっているのですが、両者が言葉を交わす場面はほとんど見られず、ファンの間では〝不仲説〟が囁かれていました。同じ松竹芸能のピン芸人・みなみかわも、7月27日放送の『あちこちオードリー』（テレビ東京系）で、『芸歴が為せる業で会話しているように見せてるけど、ちゃんと会話してないです』『急に濱口さん帰ったりするんですよ』などと暴露。そして先日、ついに有野の元に『週刊文春』の記者が突撃し、不仲説に関しての告白記事が公開となったのです」（週刊誌記者）

記事によると、コンビでのYouTubeチャンネルは終了する運びとなるそう。テレビから消え、ネットでの活躍の場もなくなり、本格的に消えそうなことが分かる。

時の流れや世代交代には逆らえないのか…。