香川照之の肖像画を焼却! 元ファンの人気作家がつづった性加害者への想い

香川照之 

香川照之 (C)まいじつ 

『フォーゲットミー、ノットブルー』や『マジカルグランマ』などの著書で知られる人気作家の柚木麻子氏が、長年推してきた俳優の香川照之について言及し、話題になっている。

柚木氏は無類の〝香川照之好き〟として知られており、香川を描いた絵画作品は個展を開けるレベルだと言われている。

そんな柚木氏にとって、香川の銀座クラブホステスへの〝性加害〟は、まさに青天の霹靂だったことだろう。

しかし意を決した柚木氏は8月24日、自身のツイッターで《香川照之のいままで描いた肖像画を全部捨てます》《被害者の方のことだけ考えます》《でかすぎて廃棄できないので、燃やすしかない》《スクラップも捨てます》《水彩画も》と連投し、決別を宣言した。

その後、SNS上で批判を受けた柚木氏は26日、反論する形で香川に対するお気持ちを表明。《香川照之はいますぐ全部降板するべきだと思います》と切り出すと、《擁護してるやつはどうせ、小栗栖の長兵衛もみてないし、あしたのジョーも劇場でみてないし、会員ランクもシルバーカマキリじゃないだろ。21年推してたんだよ、こっちは》と憤慨。

続けて、《擁護してるやつ、当然、肖像画100号でかいた? そんな好きでもないんだろ? 加害者を守りたいだけで》《芝居うまいから、で擁護してるってことは、あゆのMVに香川でてることも把握してる?? わたし今までそれしってる人、一人しかあったことないんだけど…》など、自身の香川に対する思いを14ツイート連投した。

さらに9月7日には、ウェブサイト『本がひらく』で展開している連載『とりあえずお湯わかせ』にて、《「彼」自身がどうして自分が加害に至ったか、どんな心情だったか、そして今、何を考えているのか、自分の言葉で語るべきなんじゃないのか》などとコメントしている。

切実な想いをつづった連載に反響

これに対し、ネット上では

《誰かを推したことがある人は読んだほうがいい。辛かっただろうね》
《こういう小さくても自分の核となるものに繋がっていく話ってちくちくする》
《なんて率直で、文章が上手いんだ…と思いながらそうならざるを得なかった内容に胸を抉られる。けどこのエッセイに救われるひとはたくさんいるだろうな》
《柚木麻子先生のことばが染みるよ…》

などといった反響コメントが寄せられている。

「柚木氏の言葉は21年間、香川を推してきたという自負が感じられ、とても重みがありましたね。それだけに今回の性加害報道は柚木氏にとって大きなショックだったことでしょう。アイドルの推しファンの中には、事件や事故など問題が起きた時にこそ、擁護するべきという声がありますが、柚木氏の場合はあまりにも香川のことが好きすぎて、もはや決別するしかなかったのでしょう。こればかりは他人が口を挟むべき話ではないでしょうね」(ネットニュースサイト編集者)

今頃、柚木氏の自宅ゴミ置き場には、香川の肖像画が山積みになって捨てられているのだろうか…。ここまで熱い〝推し〟を裏切った香川の罪は重い。

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