マツコ・有吉が“若者の倍速文化”に疑問「もうアタシじゃ無理」

有吉弘行 マツコ・デラックス 

有吉弘行 マツコ・デラックス (C)まいじつ

コロナ感染から復帰したマツコ・デラックスが、9月9日放送の『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)にレギュラー出演。現代人の間に広がる〝倍速視聴〟に持論を述べ、ネット上で議論を呼んだ。

番組中、マツコは共演の有吉弘行に「最近、ミュージックビデオですら、サビも聴かない子とかいるんだって」とポツリ。

有吉は「歌作ってる人も大変だろうね」と同調すると、イントロの長い曲は〝早く始まらない〟とサブスク視聴で敬遠される風潮を念頭に、「イントロ駄目、サビも聴かねえ…。勝手に好きなところ切り抜かれるんでしょ」と嘆いた。

マツコがさらに「ドラマもみーんな早飛ばしして見てると思うね。2倍速ぐらいは普通だって言ってたよ今、若い子」と続けると、有吉は「それを想定すると、俺らももうちょっとゆっくり喋った方が…。3倍でやっといいぐらい」と皮肉めいたコメントで笑いを誘う。

一方のマツコは、「その感覚ってアタシらには分からないじゃん? その子たちに何かを届けるのって」と寂しげにポツリ。来月に50歳の節目を迎えることから、「もうアタシじゃ無理だから…。50歳だよ?」と寂しげに続け、もはや若い世代への影響力はないと嘆いたのだった。

「結局世の中を変えることなんてできない」

こうした発言に対し、ネット上には

《大好きな場面ほど通常で聞きたい観たいと思いますけどね。若い世代の人たちとは感覚が違うんだろうな》
《音楽配信サービスなんかを利用すると定額聞き放題なので、想像ですが一曲を最後まで真剣に聴かなくなり、それが習慣化するのでは無いかと思う》
《ファスト映画とかもそうだけど、SNSの発達によって作品を楽しむ事よりも皆んなと多くを共有したい気持ちが勝っていて、要点だけ分かればいい人が増えたのかなと思う》
《意味のある間の時間、繊細な表情の演技、背景があるのに、それを倍速で見てネットに感想のコメントを上げないでほしいと思う》
《いつの時代も上の世代は下の世代がすることを理解できず、批判をするものの結局世の中を変えることなんてできないんです》

といった感想が広がった。これまでもネットで話題になったテーマだが、未だ論争は尽きないようだ。

若造叩くな来た道だ、老害叩くな行く道だ。

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