菅田将暉の主演映画『百花』に賛否「心に響く映画」「超絶つまらん」

菅田将暉 

菅田将暉 (C)まいじつ 

9月9日より全国で公開が始まった、俳優・菅田将暉主演の映画『百花』。なかなか好調な滑り出しを見せているようだが、劇場へ足を運んだ人の評価は真っ二つに分かれているようだ。

同作は小説家や映画監督として知られる川村元気の同名小説を原作に、彼自身がメガホンを握った長編作品。

レコード会社に勤務する葛西泉(菅田)と、ピアノ教室を営む母・百合子(原田美枝子)が織りなすヒューマンドラマだ。ある日、百合子は認知症と診断され、泉の妻・香織(長澤まさみ)すらも認識できないほど記憶を失っていく。

しかし同時に泉は母との思い出が鮮明に蘇っていき、その中で百合子の秘密を知ることに。それは彼女が過去に起こしてしまった事件で、泉が次第に真相へと近づいていく姿をドラマティックに描いている。

「9月10日と11日分を集計した『国内映画ランキング』(興行通信社調べ)にて、同作は初登場5位にランクイン。公開館数も257館とそこまで多くはないものの、『ONE PIECE FILM RED』といった話題作があった中、出だしはまぁまぁ好調と言えるでしょう」(映画ライター)

演技は最高? 一方でストーリーや演出は…

「映画ランキング」でも上位にランクインしただけあり、同作の評判は上々。ネット上では、

《感想を言葉で言い表すのは難しいけれど、心に響く映画だった》
《キャストも豪華で菅田くんの演技、本当に凄かったな。感情移入してしまうね》
《観終えた後、一冊の本を読み終えた時のような余韻がある映画だった》

などと絶賛する声が続出している。しかし一方で、

《セリフがすごく少ない。受け手が判断して見なきゃいけないから、ストーリーや起承転結がしっかりある映画が好きな人には向かないな》
《認知症の描写が知識としてしかない人が作ったのかな?という感想》
《超絶つまらん。演技は良いと想うんだけど、脚本が酷すぎる》

といった意見も。どうやら、かなり好みが分かれる作品になっているらしい。

「監督を務めた川村といえば、映画『モテキ』の企画やプロデュースを担当した人物。彼は大ヒットアニメ映画『天気の子』の企画でも知られますが、その評価は観る人によって大きく異なります。ただ、娯楽映画がランキング上位を占める昨今において、このような作品が初登場5位にランクインするのは大健闘と言えるかもしれません」(同・ライター)

ちなみに映画ランキングは現在、「ONE PIECE FILM RED」が6週連続で1位を獲得している。こちらも賛否ある作品だが、特典商法によって興収を伸ばしているようだ。

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