『競争の番人』ニセ最終回に呆れ声が殺到「打ち切り対策」「付け足し感」

杏 坂口健太郎 

杏 坂口健太郎 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

9月12日、坂口健太郎と杏がダブル主演する月9ドラマ『競争の番人』(フジテレビ系)の第10話が放送。〝ニセ最終回〟に呆れ声が上がっている。

刑事の白熊楓(杏)は、ミスが原因で公正取引委員会審査局・第六審査へ異動させられてしまう。

そこには、天才で理屈っぽく、ひねくれ者の小勝負勉(坂口)など個性豊かなメンバーが在籍していた。白熊は公正取引委員会・第六審査、通称〝ダイロク〟の職員として、独占禁止法に関わる違反行為を取り締まり、公正な競争の場を守る〝競争の番人〟として、談合やカルテルなど不正を働く企業の隠された事実を炙り出していく。

第10話では、東京都発注の土木工事の談合の黒幕である、国交省の官僚・藤堂清正(小日向文世)との対決が決着。小勝負は15年前からある因縁にケリをつけ、藤堂逮捕の立役者となった。

その後、小勝負はやりすぎた捜査をしたために地方へ異動。しかしそこでも相変わらずで、公正な取引に目を光らせていた。一方で白熊は公正取引委員会の仕事にやりがいを見い出し、チームリーダーのような存在に。それぞれが別の場所で活躍する姿が映されて幕を閉じた。

「無理やりもう一回やる最終回ってなんなん?」

「どう観ても最終回っぽい第10話でしたが、実は次回が最終回。小勝負の左遷先で起こったトラブルを解決するストーリーになるようです。しかし、このストーリーは取って付けたような+αの話で、観なくても全く問題ない。本来なら第10話を最終回、次回を〝特別編〟とでも表記するべき案件でしょう」(芸能記者)

実は月9では、前クールの『元彼の遺言状』でも、最終回っぽい物語の後に、特別編を〝最終回〟として放送している。視聴率アップを狙った姑息な方法と思われるが、ネット上では

《え、今日が最終回じゃないんだ》
《ほんとは今日で最終回で、次回はSPやったんやろうな》
《今日が最終回でよかったのに》
《最終回の付け足し感半端なさそう》
《無理やりもう一回やる最終回ってなんなん?》
《最近、打ち切り対策で最終回前を最終回にするのが流行りか》

といった呆れ声が上がっている。

なお、〝ニセ最終回〟の第10話は過去最低視聴率を記録。姑息な手など、視聴者には通用しなかったようだ。

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