『六本木クラス』香川照之“地上波最後の演技”が話題「リアルとシンクロ」

香川照之 

香川照之 (C)まいじつ 

9月15日、竹内涼真の主演ドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)の第11話が放送された。香川照之の〝最後の勇姿〟を感慨深く見守る声があがっている。

同作は、韓国で放送されて大ヒットし、『Netflix』経由で日本でも大ブームを巻き起こした『梨泰院クラス』を、日本版としてリメークした作品。

主人公の宮部新(竹内)は、金と権力を振りかざす巨大企業「長屋ホールディングス」の会長・長屋茂(香川)に復讐を果たすため、六本木に自分の居酒屋「二代目みやべ」をオープンさせた。そして、インフルエンサーの麻宮葵(平手友梨奈)ら仲間と共に店の成長に人生を捧げるのだった。

第11話では、一気に時が飛んで4年後に。「長屋ホールディングス」は相変わらず業界トップを走っているが、茂は病に倒れていた。医者の見立てによると、膵臓がんで余命半年だという。

茂は酷くやつれた様子で、会長室で1人「私はやったぞ…。頭を下げて…裏切って追い出して…。奪って踏みにじりながら、私の人生全てを懸けて身を粉にしながら…。この長屋を…頂点を極めたこの帝国を…私が…私が築いたんだ…」と叫ぶ。

「最後のドラマ出演がこれなのは強烈」

そんな中、茂のもとに新から電話が。新は「そんな簡単に死なれたら困ります。天罰? 冗談じゃない。あなたに罰を与えるのは僕なんですよ。だからまだ死ぬな」と改めて宣戦布告。茂は「面白い…。私の人生、最後の楽しみはお前だ」と返すのだった…。

「香川は性加害報道によって、すでに撮影済みだった『六本木クラス』以外のほとんどの仕事を降板。復帰の見通しは全く立っていないので、ひとまずはこのドラマをもって地上波から去ることになるでしょう。奇しくも、演じている役が、死期を悟って衰弱する中、最後にひと踏ん張りする役で、香川の置かれた状況とリンクします」(芸能記者)

視聴者の多くも香川の演技に何か感じたようで、

《一気に弱っちゃったね長屋。何かリアルの香川さんとリンクする》
《おそらく最後になるドラマ出演がこれなのはなかなか強烈》
《正直ドラマでも香川さんをあまり見たくないと思ってたけど、今日の演技には引き込まれてまた見直したいくらい。役と置かれてる現状がリンクしてるし、迫真の演技は本人の魂の叫びにも聞こえた》
《いまの香川さんほどおしまいdeath感が出せる人いないだろうね》
《香川照之リアルとシンクロし過ぎだろ。今何してんのかなぁ…》

といった声があがっている。

この演技が評価されて即復活…。なんてことも、流されやすい日本ならありえるかもしれない。

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