木村拓哉、波瑠…“子持ちとの再婚”がドラマ業界でブームに?

間宮祥太朗 波瑠 

間宮祥太朗 波瑠 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

多様性という言葉が祭り上げられている現在、ドラマの内容にも変化が起こっているようだ。

「ドラマの中に、シングルマザー、シングルファザーが主演クラスとして登場する機会が増えたのです。〝3組に1組が離婚している〟と言われる状況を受けての変化なのでしょう」(芸能記者)

例えば4月期のドラマでは、『持続可能な恋ですか? ~父と娘の結婚行進曲~』(TBS系)で、主人公・上野樹里のお相手役を務めた田中圭がシングルファザーという役どころだった。小学生の息子を持つ男性との恋愛を描き、世の女性から共感を集めた。

そして同じく4月期ドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日系)も、ヒロインを務めた満島ひかりがシングルマザーという設定。さらに主人公の木村拓哉も、子どもこそいないものの妻を亡くした独り身の男性という設定。そんな2人が最終的に結ばれたのだ。

LGBTQ、シングルはスタンダード?

そして今期のドラマでは、波瑠主演の『魔法のリノベ』(フジテレビ系)で、間宮祥太朗がバツ2で7歳の息子を持つ男性として登場。この2人が最終的に結ばれている。

「〝シングル〟という設定についての扱い方も、昔と今ではだいぶ違います。『持続可能な恋ですか?』こそ、シングルファザーとの恋の難しさを描いたものの、『未来への10カウント』と『魔法のリノベ』は、〝相手がシングルだから難しい〟というような恋の障壁は全くなかったのです。ごくごく普通にシングルの相手と気持ちを通わせていました」(同・記者)

1作に1人は〝LGBTQ〟がいるような時代を経て、今度は〝シングル〟を当たり前にするドラマが増えてきた。次は一体、何をスタンダードに描いていくのだろうか。

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