『ちむどんどん』が止まらない…ヒロイン・黒島結菜にドン引き「共感できない」

(C)Dutchmen Photography / Shutterstock 

9月22日放送のNHK朝の連続テレビ小説『ちむどんどん』では、主人公の比嘉暢子(黒島結菜)がふるさとの沖縄・やんばるに戻ることを決断。視聴者からは心配の声が殺到している。

同作は、まだアメリカ統治下だった1964年の沖縄「やんばる地域」を舞台に、暢子がふるさとから料理人を目指すストーリー。

タイトルの「ちむどんどん」は沖縄の方言で、「心がワクワクする」ことを意味する。

長期休暇を利用して、やんばるに家族3人で里帰りしている暢子。久しぶりのふるさとの景色や食べ物、家族のあたたかさを再確認したようで、東京に帰る前日、夫の和彦(宮沢氷魚)に対し「やんばるの自然のなかで家族みんなで暮らせたら、どんだけ上等か」と本音を漏らす。

すると和彦から「提案。やんばるで暮らしてみない? 3人で」といった提案が。実は和彦も、父が遺した沖縄に関する研究を進めたいという野望を持っていたのだ。

しかしながら、東京には先日オープンした沖縄料理店「ちむどんどん」がある。幾多の困難を共に乗り越えた料理人・矢作(井之脇海)や、開店に向けてサポートしてくれた人々が数多くいるのだ…。

「ちむどんどんするか、しないかさぁ!」

こうした状況に、和彦は「今すぐに決めなくていい」と暢子に伝えるが、物語の終盤、畑から海を見つめる暢子は「ちむどんどんする。お父ちゃん、ちむどんどんが止まらないよ…」と涙。帰宅後、さっそく母・優子(仲間由紀恵)に「もちろん、お店のこととか、和彦くんの仕事のこと、(息子の)健彦のこと、考えることは色々あるけど、色々あるけど…ちむどんどんするか、しないかさぁ!」と晴れやかな表情で移住を宣言。優子の了承を得た暢子は、嬉しさのあまり優子に抱きついて喜ぶのだった。

「暢子はやんばるに帰りたいという相談を、姉の良子(川口春奈)にしました。しかし良子と言えば、暢子の店の開店資金を補填するため、自身の家族旅行の資金200万円を差し出した過去が。当時、暢子は返済すると食い下がりましたが、結局、良子の言葉に甘える形で一銭も返済していません。ネット上では、お金を出してもらった恩人に帰りたい気持ちを真っ先に打ち明けるという暢子の倫理観に、疑問の声が上がっていました」(テレビ誌ライター)

そして今回、「ちむどんどんするか、しないかさぁ!」と何の相談もナシにやんばるへ帰る決断をした暢子に、視聴者からは

《東京から沖縄に移住する事は1日2日で決められる事なのか? 矢作さんはどうなってしまうのか?》
《暢子の行動の原理がちむどんするかしないかとか、ほんと共感できない…。店を閉めてやんばるに戻るなら、母親よりもまずは店の出資金を出してくれた姉夫妻と従業員の矢作に説明と相談をすべきでしょ》
《ちむどんどんするかしないか これが人生の大きな決断をする一番の判断基準になってるのに、周りが犠牲になってくれるおかげで上手くいってるのが羨ましい》
《(ちむどんどんという言葉が)周りの迷惑考えず、自分のやりたいことやるときの免罪符的な掛け声になっている》
《『ちむどんどん』を矢作に譲って沖縄へって展開かな。矢作が沖縄料理にハマってる匂わせもあったし。「俺でいいのか?」的な台詞を言わされる予感》

など、呆れる声が上がっている。

冒険心が強い性格であることは大いに結構なのだが、暢子の辞書には「責任」という言葉は載っていないようだ…。

【あわせて読みたい】