韓ドラに惨敗…『六本木クラス』大躍進で見えた日本ドラマのダメさ加減

六本木クラス  竹内涼真 

六本木クラス  竹内涼真 画/彩賀ゆう 

9月22日、竹内涼真の主演ドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)の第12話が放送された。今期ドラマ断トツともいえる盛り上がりで、日本ドラマとの差がクッキリしている。

同作は、韓国で放送されて大ヒットし、『Netflix』経由で日本でも大ブームを巻き起こした『梨泰院クラス』を、日本版としてリメークした作品。

主人公の宮部新(竹内)は、金と権力を振りかざす巨大企業「長屋ホールディングス」の会長・長屋茂(香川照之)に復讐を果たすため、六本木に自分の居酒屋「二代目みやべ」をオープンさせる。そして、インフルエンサーの麻宮葵(平手友梨奈)ら仲間と共に、店の成長に人生を捧げるのだった。

「今期は他のドラマの酷さも相まって、『六本木クラス』に人気と注目度が集中しています。一足先に終わった日本ドラマの大看板・日曜劇場枠の『オールドルーキー』(TBS系)は、『六本木クラス』と比べるとあまりにもお粗末。緩すぎる人間描写、お約束すぎるストーリー、笑えないギャグシーン、必要性を感じられない脇役の恋愛シーンなど、日本ドラマの〝ダメ要素〟が詰まっていました」(芸能記者)

『テッパチ!』というクソドラマは…

一体なぜここまで差が生まれてしまっているのか…。

「ドラマを制作するにあたって、韓ドラは最初から世界向けを意識しています。一方で日本ドラマは、国内需要を意識。そのため日本ドラマは、挑戦心を感じないし、人気俳優のプロモーションのような作品が生まれてしまうのです。フジテレビ系『テッパチ!』でのイケメン俳優のシャワーシーン、『オールドルーキー』での反町隆史のデレデレ演技、『ユニコーンに乗って』(TBS系)での西島秀俊のほんわか演技など、まさに国内のミーハーしか意識していないような演出でしたね」(同・記者)

このまま日本ドラマは、世界に見向きもされないコンテンツで終わってしまうのだろうか…。

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