アニメ『ダイの大冒険』は幻の続編に続く!? フリーザボイスの裏ボスに期待高まる

アニメ『ダイの大冒険』は幻の続編に続く!? フリーザボイスの裏ボスに期待高まる

『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 新装彩録版』25巻(漫画:稲田浩司、原作:三条陸、監修:堀井雄二/集英社)

人気アニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』(テレビ東京系)の第96話『閃光のように』が、9月24日に放送された。その中で魔界の重鎮「冥竜王ヴェルザー」が登場したことで、ファンの間では“幻の続編”を期待する声が上がっているようだ。

※アニメ『ダイの大冒険』最新話の内容に触れています

たとえ大魔王バーンを倒したとしても、守るべき地上の人々は爆弾で灰燼に帰す…。バーンの口から告げられた衝撃の事実に、戦意を失ってしまったダイ。その時、勝ち誇るバーンの傍らに突然、異次元の門が開く。

そこから語りかけてきたのは、バーンの魔界時代のライバルである冥竜王ヴェルザー。彼はかつてバランとの戦いに敗れ、魔界に封印されたという。その後は地上を我が物にするため、バーンの計画を阻止しようと裏で暗躍していたが、ここにきて完全に敗北を認める──。

ヴェルザーは魔界でもトップクラスの大物モンスター。今回、満を持して初登場となったが、その声は威厳と迫力に満ちていた。それもそのはず、『ドラゴンボール』のフリーザなど、伝説的なボスキャラを演じてきた大物声優の中尾隆聖が声を当てているからだ。

アニメファンたちは、《またしても大物声優起用と思ったら…中尾隆聖さん!?》《まだ2回ぐらい変身を残していそうな声好き》《ヴェルザーはフリーザ様だったのか》と、キャスティングに大興奮している。

「魔界編」を期待する声も

さらにヴェルザー役として、超大物声優が割り当てられたことで、原作ファンたちによる“続編”への期待も加速。《新ダイ大もう終わるけど、この勢いでヴェルザー編やらないかなぁ》《ヴェルザーの声、フリーザ様でワロタ。アニオリで2期フラグ?》といった声が囁かれている。

元々「ダイの大冒険」では、お蔵入りになった「魔界編」があるという話が、作者のインタビューなどで裏話的に語られてきた。そしてその「魔界編」のボス役になる予定だったのではないかと、まことしやかに語られている人物こそ、ヴェルザーだ。

わざわざヴェルザーの登場シーンに、大御所の中尾隆聖を抜擢するというのは、たしかに意味深。お蔵入りになった「魔界編」をアニメオリジナルでやってほしいという願望に火が付くのも、納得といったところだ。

もし完結後に何かしらの展開があるなら、長年「ダイの大冒険」を追ってきたファンにとって、これほど嬉しいことはないだろう。

文=Tら
写真=まいじつエンタ