最強の主人公補正によって、どんな状況でも華麗に乗り越えてきた江戸川コナン。しかし9月24日放送のアニメ『名探偵コナン』第1057話『わるいやつら』では、もはやギャグにしか見えない活躍シーンがあったため、さすがにツッコミの声が殺到していた。
※アニメ『名探偵コナン』の内容に触れています
ある日「少年探偵団」は、近所でも有名なお金持ちの一家・平沢家のウワサを耳にする。財産目的で結婚したと言われる婿養子・平沢良二が、家族から召使いのように扱われている…というのだ。
そんな中、コナンが良二と偶然遭遇するのだが、妻と義母がひき逃げされる事件が発生。実は事件には財産目当ての人物が絡んでおり、真実を知ったコナンは犯人たちに捕まってしまう…。
ボクたちが悲鳴を聞いて駆けつけたお屋敷で、2人の女性が倒れてたんだ。
たいしたことはなかったみたいなんだけど、この家の婿養子はこの2人の女性たち…
つまりお嫁さんと義母さんにこき使われているみたい。
その後2人の女性は交通事故に…⁉︎TVオリジナル「わるいやつら」
このあとすぐ! pic.twitter.com/9z71mKuT6U— 江戸川コナン (@conan_file) September 24, 2022
コナンは口封じのため、シーツにくるまれて病院の屋上から投げ飛ばされることに。常人なら死を免れない、絶体絶命のシチュエーションだ。
ところがコナンは、そこで神業を披露してみせる。空中で体勢を立て直すと、シーツの端を両足に結び付けた上、反対の端を両手で持ってパラシュートのように展開。そのまま華麗に滑空してみせるのだ。
スーパーマリオのようなマントさばき
いくら“頭脳は大人”と言っても、明らかに不可能なパラシュートの描写。案の定、ネット上では《絶対、そうはならんやろってことばっかりで正直引いてる》《久々にアニメ見たけど「そうはならんやろ」の連続やったな》といったツッコミの声が相次いでいる。
さらには、飛行しているコナンの姿が、マントを手に入れたスーパーマリオに酷似していたため、《久しぶりにコナン見たらマリオだった》《コナンくんはマリオだったの? それとも忍者ハットリくん?》《マリオの技を完全再現してて草》とあ然とする人も。
ちなみに今回のエピソードは、ギャグ展開が多いことでお馴染みのアニメオリジナルストーリー。脚本を手掛けた浦沢義雄氏は、“出オチ回”として有名な第943話『東京婆ールズコレクション』や、大量のタワシが飛び交うシーンで話題を呼んだ第1010話『笑顔を消したアイドル』などのカオス回でお馴染みだ。当然、コナンオタクは《やっぱり今年の浦沢脚本回だったか》と、彼の仕業であることを見抜いていた。
一応、今回はツッコミどころこそあれど、ストーリー上はかなりまともな内容だった模様。それで帳消しになるとは思えないが、ファンは納得しているのだろうか…。
文=大獄貴司
写真=まいじつエンタ