声優・櫻井孝宏の結婚報道に発狂! 非公表だったのは一部声優オタクが原因?

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人気声優・櫻井孝宏の結婚報道を発端に、声優オタク界隈のダブルスタンダードな価値観が改めて浮き彫りになったようだ。

櫻井は9月23日の『文春オンライン』配信記事にて、元声優の女性と結婚していたことが発覚して大きな注目を集めていた。

櫻井は記者の直撃に結婚を認め、「ニーズがあったとしても、そこは自分の中で決めていることなので、今後も公表するつもりはないですね」と答えている。だが同日、所属事務所の公式サイトに「櫻井孝宏に関するご報告」と題した文書を公開し、「記事につきましては事実です」「この度はお騒がせして申し訳ございません」などの言葉をつづっている。

この文書が犬笛となり、声優オタクたちは大騒ぎ。非公表を決めていた本人の意に反する〝プライバシー侵害〟として、「マスゴミ」の大合唱が吹き荒れるなど、猛批判を繰り広げたのだ。

だが哀しいことに、この怒りは全くの見当違いと見る他ない。というのも、過去にあった同様のケースから、非公表の理由が声優オタクにあったことが明確なのだ。

平和に結婚を公表できたはずが…

それは、2020年7月のこと。近年はタレント・俳優としても活動する声優の津田健次郎が更新したインスタグラムにつづられていた。

「津田は週刊誌で結婚に関する記事が掲載されたことを受け、妻と2人の子どもがいることを初公表。妻子の存在を非公表としていた理由も語っていたのですが、何とその理由は《生活の安全を脅かされる文書が頻繁に届く事があり、公表しない方が安全を守れると思いました》とのことでした。つまり、オタクが『裏切られた』『イメージを壊された』などと凶悪化しなければ、声優は脅しに怯えず、心置きなく結婚の事実を公表できるのです」(声優ジャーナリスト)

一部のオタクのせいで、声優はその活動や事実公表を制限されている。彼らがまともにさえなればこうした障害は取り除かれるのだが、自己を省みるどころか棚に上げて「マスゴミ」の大合唱とは…。

萌え絵が「HENTAI」として国際語と化し、世界一のポルノ国家とも言われる日本の現状を「クールジャパン」と誇らしげにしているオタクたち。その発想力からすれば、自省しないのは不思議ではないのかもしれない。

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