『あさイチ』の“毒親”特集がヒドすぎる…「幻想でしょ」「和解した例ばかり」

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9月28日放送の『あさイチ』(NHK)では、巷を騒がせる〝毒親〟について特集。しかし内容があまりにも〝夢物語〟だったようで、視聴者から辛辣な声が多く寄せられている。

〝毒親〟とは、過干渉や暴言、暴力で子どもを支配する親のこと。

約10年前に出版された漫画『母がしんどい』から広まり、現在は世間にも幅広く浸透している言葉だ。

番組では「〝毒親〟と離れてわかったこと ~当事者たちのその後~」というテーマで、親子関係に詳しい公認心理師・信田さよ子氏をゲストに招き、親から離れるメリットや親子間の〝距離感〟などを解説。

冒頭に「『親子ならわかりあえる』は幻想」と断言し、〝毒親〟と呼ばれてしまった親側の意見も紹介していった。

本当に“幻想”だらけの毒親特集?

かなりディープなテーマに踏み込んでいった今回の番組。しかし実際に紹介された親子は最終的にわかりあっていたり、状況が改善されていたりと、比較的丸く収まっているケースばかりであった。初めに「『親子ならわかりあえる』は幻想」と言っていた割に、どこか矛盾を感じさせる内容だったため、ネット上では、

《毒親特集に出てくる親子が和解した例ばかりって、つまり毒親側に立った放送ってことだよね。それこそ幻想でしょ…》
《「分かりあえました」と言い張る家族ばかり出てきたのは、制作陣の最大の皮肉なんじゃない?》
《何が毒親特集だよ。丸く収まるのこそが幻想で、分かり合えないのは当たり前なんだよ》
《NHKの毒親ドキュメンタリー、以前やった貧困学生ドキュメンタリーのようなボロが出てくるに一票》
《NHKが「毒親と分かり合えました、めでたしめでたし」の結末にもっていったのは、自民党が統一教会とべったりで、統一教会の方針に則って憲法改正で「家族は助け合わなければならない」を入れるからか》

など、納得できないといった声が多く寄せられている。

「今回の放送に対して、自身を毒親だと自覚していない人が多いことが最大の問題だと指摘する声も。実際に番組では、『大人になるまで育ててくれた親に、毒親となぜ言えるのでしょう』などと憤慨する高齢視聴者からの意見も寄せられていました。いくら番組で特集したところで、毒親本人には響いていないと嘆く人も多かったようですね」(芸能ライター)

今一つ踏み込み切れていなかった今回の特集。いつかまた、別の視点で見た特集を組んでみてほしいものだ。

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