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フジテレビで長期間続いたバラエティー番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』が来年3月をもって終了すると、12月7日の番組内で発表された。
この日の番組終盤、石橋貴明が番組エグゼクティブプロデューサーの石田弘氏に扮し登場し「みなさんのおかげですが、30年間やってたんだけど番組が終了しちゃうんだよ」と明かした。さらに「30年間のご愛顧、薄い頭を下げて感謝申し上げます」と話すと、同番組で総合演出を務めていた共同テレビ社長の港浩一氏に扮した木梨憲武が「本当にありがとうございました。みなさんのおかげでした」と視聴者に感謝し、ふたりで頭を下げた。
「終わる理由は簡単で、石橋と木梨のギャラも含めて通常のバラエティー番組の4倍は経費がかかるため、もはや回収できなくなってきたからです。『とんねるず』はフジテレビの大功労者ですから、なかなか終了させることができなかったのです」(フジテレビ関係者)
一時はフジテレビの社長が番組の終了を否定していた。だが現実としては、やはり番組終了は既定路線だったようだ。
「惜しまれるうちに辞めたい」
タレントのヒロミは発表翌日の8日に自身のブログを更新し、同番組が来年3月に終了することについて《話は聞いてはいたが正式に発表されると残念しかない。近くで見て来ただけに終わるのは残念だけど30年以上も続いた『みなさん』は本当に凄い番組だ。》と心境をつづった。
「木梨とヒロミは公私ともに仲がよく、引退したら近くに住む約束をしているほどです。ヒロミは、引き際が美しいとして木梨の立ち振る舞いについて『憧れるよね』と知人に漏らしていると聞いています」(同・関係者)
本当の終了理由については「石橋が『惜しまれるうちに辞めたいです』とフジテレビ上層部に語ったことが引き金となったとされています。それまで遠慮して番組終了を言い出せない雰囲気が一気に変わったといいます。やはり石橋は“引き際”を鋭敏に悟っていたのでしょう。男らしい一面があるものです」(芸能記者)
あまたの伝説が生まれたこの偉大な長寿番組のラストは、一体どんな形で締めくくられるのだろうか。
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